Fabric Manager のインストール
CD-ROM または Cisco.com から Fabric Manager をインストールする必要があります。
(注) Fabric Manager をインストールするユーザには、ユーザ アカウントを作成し、サービスを起動するためのすべての管理権限が必要です。また、すべてのポートへのアクセス権も必要です。Fabric Manager Server と PostgreSQL データベースが使用するポートは次のとおりです。
1098、1099、4444、4445、8009、8083、8090、8092、8093、514、5432
Cisco.com からソフトウェアをダウンロードする場合は、次の Web サイト にアクセスしてください。
http://cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/mds-fm
Solaris に Fabric Manager をインストールする手順は次のとおりです。
ステップ 1 Fabric Manager のインストールに使用するパスに Java 1.5 を設定します。
ステップ 2 「データベースのインストール」の手順に従って、Fabric Manager に使用するデータベースをインストールします。
ステップ 3 Fabric Manager の jar ファイル、m9000-fm-3.3.0. xx .jar を、CD-ROM から Solaris ワークステーション上のフォルダにコピーします。
(注) CD-ROM のファイル名には、ステップ 3 で示した「xx」の箇所に番号が含まれます。ステップ 4 の java コマンドにも、「xx」と同じ番号を使用してください。
ステップ 4 次のコマンドを使用して、インストーラを起動します。
java -Xmx256m -jar m9000-fm-3.3.0.xx.jar
ステップ 5 Fabric Manager 管理ソフトウェア セットアップ ウィザードの画面に表示される指示に従います。
サーバの初回の接続時に、ワークステーションにインストールされている Sun Java Virtual Machine バージョンが正しいかどうか、Fabric Manager から確認を求められます。Fabric Manager はインストール中にバージョン 1.5(x) を検索します。必要な場合は、Sun Java Virtual Machine ソフトウェアをインストールします。
(注) Java 要件が異なっている場合でも、Fabric Manager と同じ PC 上で CiscoWorks を実行できます。Fabric Manager 用に新しい Java バージョンをインストールする場合は、CiscoWorks に必要な古い Java バージョンを上書きしないようにしてください。両方の Java バージョンは PC上 で共存できます。
(注) Windows の場合、Fabric Manager のインストールやアップグレードは、リモート デスクトップではなく、VNC を使用してコンソールから実行する必要があります。
Windows に Fabric Manager をインストールする手順は次のとおりです。
ステップ 1 Install Management Software リンクをクリックします。
ステップ 2 Management Software > Cisco Fabric Manager を選択します。
ステップ 3 Installing Fabric Manager リンクをクリックします。
ステップ 4 FM Installer リンクをクリックします。
Cisco Fabric Manager Installer ウィンドウに、管理ソフトウェア セットアップ ウィザードへのウェルカム メッセージが表示されます(図2-1 を参照)。
図2-1 管理ソフトウェア セットアップ ウィザードのウェルカム メッセージ
ステップ 5 Next をクリックするとインストールが開始されます。
ステップ 6 I accept the terms of the License Agreement チェックボックスにチェックを入れ、 Next をクリックします。
Install Options ダイアログボックスが表示されます(図2-2 を参照)。
図2-2 Install Options ダイアログボックス
ステップ 7 いずれかのオプション ボタンをクリックします。
• Fabric Manager Server (Licensed) ― Fabric Manager Server のサーバ コンポーネントをインストールします。
• Fabric Manager Standalone ― Fabric Manager のスタンドアロン バージョンをインストールします。
(注) Fabric Manager Standalone は、Fabric Manager Client と、これにバンドルされているローカル バージョンの Fabric Manager Server からなる単一アプリケーションです。Fabric Manager Standalone では、隣接したファブリックの検出と監視を行うことができます。
ステップ 8 Fabric Manager のインストール用にワークステーション上のフォルダを選択します。
• Windows では、デフォルトのロケーションは C:\Program Files\Cisco Systems\MDS 9000 です。
• UNIX(Solaris または Linux)マシンでは、インストール パス名は、インストールを実行するユーザの権限に応じて、 /usr/local/cisco_mds9000 または $HOME/cisco_mds9000 になります。
ステップ 9 Next をクリックします。
Database Options ダイアログボックスが表示されます(図2-3 を参照)。
図2-3 Database Options ダイアログボックス
ステップ 10 Install PostgreSQL オプション ボタンをクリックして、Postgre SQL データベースをインストールします。 Use existing DB をクリックして、使用するデータベースを指定します。
Install PostgreSQL を選択した場合は、デフォルトを受け入れ、パスワードを入力します。PostgreSQL データベースがインストールされます。
(注) PostgreSQL のインストールを選択した場合は、稼働中のすべてのセキュリティ ソフトウェアをディセーブルにする必要があります。そうしないと、一部のフォルダやユーザがインストールされないことがあります。
(注) ご使用のシステムで Cygwin が稼働している場合は、PostgreSQL をインストールする前に、環境変数パスから cygwin/bin を削除してください。
ステップ 11 Use existing DB を選択する場合は、 PostgreSQL 8.1/8.2 オプション ボタンまたは Oracle10g オプション ボタンをクリックします。
ステップ 12 Database Options ダイアログボックスで、Next をクリックします(図2-3 を参照)。
User Options ダイアログボックスが表示されます(図2-4 を参照)。
図2-4 User Options ダイアログボックス
ステップ 13 ユーザ名およびパスワードを入力し、 Next をクリックします。
Authentication Options ダイアログボックスが表示されます(図2-5 を参照)。
図2-5 Authentication Options ダイアログボックス
ステップ 14 認証モード(Local、RADIUS、または TACACS)を選択して、 Next をクリックします。 Verify をクリックして、ログインをテストします。
Fabric Manager Standalone の場合は、Configuration Options ダイアログボックスが表示されます(図2-6 を参照)。
図2-6 Fabric Manager Standalone の Configuration Options ダイアログボックス
ステップ 15 Fabric Manager Standalone をインストールする場合は、必要に応じて、 FC Alias および SNMPv3 のチェックボックスをオンにしてから、 Install をクリックします。
Fabric Manager Server の場合は、Configuration Options ダイアログボックスが表示されます(図2-7 を参照)。
図2-7 Fabric Manager Server の Configuration Options ダイアログボックス
ステップ 16 Fabric Manager Server をインストールする場合は、必要に応じて、ローカル インターフェイスと Web サーバ ポートを選択するか、 FC Alias および SNMPv3 のチェックボックスをオンにして、 Install をクリックします。
(注) Use HTTPS Web Server チェックボックスをオンにした場合、Web Server Port フィールドはグレー表示になり、デフォルト ポートは 443 になります。
(注) インストール中に特定の IP アドレスを指定し、サーバ ホストの IP アドレスを変更した場合は、次の 2 つのファイル(どちらも $INSTALL/conf ディレクトリにあります)を修正する必要があります。server.properties ファイルの server.bindaddrs を新しい IP アドレスに変更し、FMServer.conf ファイルの wrapper.app.parameter.4 を新しい IP アドレスに変更します。
ステップ 17 インストールを中止する場合は、 Cancel をクリックします。
インストールの進行状況が Cisco Fabric Manager Installer ウィンドウに表示されます(図2-8 を参照)。
図2-8 インストールの進行状況
インストールが完了すると、インストール完了メッセージが Cisco Fabric Manager Installer ウィンドウに表示されます(図2-9 を参照)。
図2-9 インストール完了メッセージ
(注) Fabric Manager Standalone をインストールした場合は、Launch Fabric Manager または Launch Device Manager のチェックボックスをオンにすることによって、Fabric Manager または Device Manager の起動を選択できます。Fabric Manager および Device Manager のアイコンがデスクトップに自動的に作成されます。
ステップ 18 Finish をクリックすると、Cisco Fabric Manager Installer ウィンドウが閉じます。
Fabric Manager Server をインストールした場合、Fabric Manager Client を起動するまで、Fabric Manager と Device Manager のアイコンはデスクトップに作成されません。「Fabric Manager Client の起動」の手順に従って、Fabric Manager Client を起動します。
Create shortcuts チェックボックスをオンにした場合は、Windows の[ スタート ]>[ プログラム ]に Cisco MDS 9000 プログラム グループが作成されます。このプログラム グループには、インストール ディレクトリ内のバッチ ファイルへのショートカットが格納されます。Fabric Manager Server、データベース、および Web Server の3つのサービスが起動します。Performance Manager サーバがインストールされますが、最初に特定の設定手順を完了する必要があるため、インストール時にはこのサービスは起動しません。
UNIX(Solaris または Linux)マシンでは、インストール ディレクトリ内にシェル スクリプトが作成されます。Windows サービスと同等のプログラムを実行するシェル スクリプトは、FMServer.sh、FMPersist.sh、PMCollector.sh および FMWebClient.sh です。サーバ側のデータおよび Performance Manager データはすべてインストール ディレクトリに格納されます。
Fabric Manager Client は、Fabric Manager Server がないと実行できません。このサーバ コンポーネントは、Fabric Manager をダウンロードしてインストールするときに、同時にダウンロードおよびインストールされます。Windows マシンでは、Fabric Manager Server はサービスとしてインストールされます。このサービスを管理するには、Microsoft Windows のコントロール パネルのサービスを使用します。Fabric Manager Server サービスは、デフォルト設定では、マシンを再起動するときに自動起動されます。この設定を変更するには、サービスのプロパティを変更します。
Device Manager のインストール
Device Manager ソフトウェアの実行ファイルは、スイッチ スーパーバイザ モジュールに存在します。Device Manager ソフトウェアをインストールまたはアップグレードするには、Web ブラウザでスーパーバイザ モジュールにアクセスして、表示される Web ページで Install リンクをクリックします。ワークステーションで稼働しているソフトウェアが、最新バージョンの Device Manager であるかどうかが確認されます。最新バージョンでない場合は、最新バージョンがダウンロードされ、ワークステーションにインストールされます。
ワークステーションに Device Manager をインストールする手順は次のとおりです。
ステップ 1 ブラウザの Address フィールドにスイッチの IP アドレスを入力します。
Device Manager の Installation ウィンドウが表示されます(図2-10 を参照)。
図2-10 Device Manager の Installation ウィンドウ
ステップ 2 Cisco Device Manager リンクをクリックします。
Cisco Device Manager Installer ウィンドウに、管理ソフトウェア セットアップ ウィザードのウェルカム メッセージが表示されます(図2-11 を参照)。
図2-11 管理ソフトウェア セットアップ ウィザードのウェルカム メッセージ
ステップ 3 Next をクリックするとインストールが開始されます。
ステップ 4 I accept the terms of the License Agreement チェックボックスにチェックを入れ、 Next をクリックします。
ステップ 5 Device Manager のインストール用としてワークステーション上のフォルダを選択します。
• Windows では、デフォルトのロケーションは C:\Program Files\Cisco Systems\MDS 9000 です。
• UNIX(Solaris または Linux)マシンでは、インストール パス名は、インストールを実行するユーザの権限に応じて、 /usr/local/cisco_mds9000 または $HOME/cisco_mds9000 になります。
ステップ 6 Install をクリックします。
インストールの進行状況が Cisco Device Manager Installer ウィンドウに表示されます(図2-12 を参照)。
図2-12 インストールの進行状況
インストールが完了すると、インストール完了メッセージが Cisco Device Manager Installer ウィンドウに表示されます(図2-13 を参照)。
図2-13 インストール完了メッセージ
ステップ 7 Finish をクリックすると、Cisco Device Manager Installer ウィンドウが閉じます。