SCSI LUN 検出の概要
Small Computer System Interface(SCSI)ターゲットは、ディスク、テープ、およびその他のストレージ デバイスなどです。これらのターゲットの Logical Unit Number(LUN)は、ネーム サーバに登録されません。
ネーム サーバに LUN 情報が必要な理由は、次のとおりです。
• LUN ストレージ デバイス情報を表示して、NMS(Network Management System; ネットワーク管理システム)がこの情報にアクセスできるようにするため
• デバイス容量、シリアル番号、およびデバイス ID 情報を報告するため
• ネーム サーバに発信側およびターゲット機能を登録するため
SCSI LUN 検出機能では、ローカル ドメイン コントローラのファイバ チャネル アドレスを使用します。ローカル ドメイン コントローラは送信元 FC ID として使用され、SCSI デバイス上で SCSI INQUIRY、REPORT LUNS、および READ CAPACITY コマンドが実行されます。
SCSI LUN 検出機能は CLI または SNMP を使用して、オンデマンドで開始されます。隣接スイッチが Nexus 5000 シリーズに含まれる場合、この情報は隣接スイッチとも同期されます。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
• 「SCSI LUN 検出開始の概要」
• 「SCSI LUN 検出の開始」
• 「カスタマイズ検出開始の概要」
• 「カスタマイズ検出の開始」
SCSI LUN 検出開始の概要
SCSI LUN 検出はオンデマンドで実行されます。
ネーム サーバ データベースに格納され、FC4 Type = SCSI_FCP として登録された Nx ポートのみが、検出されます。
SCSI LUN 検出の開始
Device Manager を使用して SCSI LUN 検出を開始する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 FC > Advanced > LUNs を選択します。
LUN Configuration ダイアログボックスが表示されます(図21-1 を参照)。
図21-1 LUN Configuration ダイアログボックス
ステップ 2 StartDiscovery を local 、 remote 、または both に設定します。
ステップ 3 DiscoveryType および OS を選択します。
ステップ 4 Apply をクリックして、検出を開始します。
カスタマイズ検出開始の概要
カスタマイズ検出は、検出を開始するように選択的に設定された VSAN/ドメイン ペアのリストで構成されます。ドメイン ID は 0 ~ 255 の 10 進数、または 0x0 ~ 0xFF の 16 進数です。
カスタマイズ検出の開始
Device Manager を使用してカスタマイズ検出を開始する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 VSAN ドロップダウン メニューをクリックして、カスタマイズ検出を開始する VSAN を選択します。
ステップ 2 FC > Advanced > LUNs を選択します。
LUN Configuration ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 3 StartDiscovery を local 、 remote 、または both に設定します。
ステップ 4 DiscoveryType および OS フィールドに入力します。
ステップ 5 Apply をクリックして、検出を開始します。
SCSI LUN 情報の表示
Device Manager を使用して検出結果を表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 FC > Advanced > LUNs を選択します。
LUN Configuration ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2 LUN タブまたは Targets タブをクリックします。