コール アドミッション制御
コール アドミッション制御は、広域(IP WAN)リンク上で同時にアクティブにするコール数を制限することにより、このリンクを経由するコールの音声品質を制御できます。たとえば、メイン キャンパスとリモート サイトを接続する 56 kbps フレーム リレー回線の音声品質は、コール アドミッション制御を使用して調整できます。
リンク上のアクティブ コール数が増えすぎて帯域幅の使用量が過剰になると、音声品質が低下し始める場合があります。コール アドミッション制御は、特定リンク上で同時にアクティブにするコール数を制限することにより、音声品質を調整します。コール アドミッション制御を使用して、リンク上で特定レベルの音声品質を保証することはできませんが、リンク上のアクティブ コールが消費する帯域幅を調整できます。
この章では、Cisco CallManager 環境で使用できる次の 2 種類のコール アドミッション制御について説明します。
• 「ロケーション」(集中型コール処理を行うシステム用)
• 「ゲートキーパとトランク」(分散型コール処理を行うシステム用)
これら 2 種類のコール アドミッション制御方式の一方を選択できますが、同じ Cisco CallManager システム内で両方を組み合せて使用することはできません。IP WAN リンクで使用する帯域幅に制限のないシステムの場合は、このコール アドミッション制御を使用する必要はありません。
ロケーション
Cisco CallManager に組み込まれているロケーション機能は、コールを集中処理するシステムはコール アドミッション制御を提供します。この集中システムでは、Cisco CallManager は単一のクラスタを構築してすべてのロケーションを制御します。図 7-1では、ロケーションを使用しているコール アドミッション制御を示しています。詳しくは、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ロケーションの設定」 の項、および『Cisco IP Telephony Network Design Guide』を参照してください。
図 7-1 集中システムでのロケーションを使用したコール アドミッション制御
集中型コール処理システムでは、図 7-1に示すように、メイン ロケーションに Cisco CallManager クラスタが配置されていて、電話機やゲートウェイなどのデバイスも同様にメイン ロケーションに配置されています。営業所などのリモート ロケーションでは電話機などのデバイスも配備されていますが、コール処理機能をまったく備えていません。リモート ロケーションは、IP WAN リンクを使用してメイン ロケーションへの接続と相互間の接続をしています。バックアップとして、PSTN や ISDN のリンクが使用されています。
同じロケーション内でのデバイス間のコールでは、コール アドミッション制御は必要ありません。LAN 上に存在するデバイス間では、使用する帯域幅に制限がないためです。ただし、異なるロケーションにまたがるデバイス間のコールでは、使用する帯域幅に制限のある IP WAN リンクを経由する必要があります。Cisco CallManager のロケーション機能を使用して、各ロケーション間とのコールに使用できる帯域幅の最大消費量を指定することにより、アクティブにするコール数を制限して、IP WAN リンク上の帯域幅の過剰使用を防ぐことができます。
ロケーションの帯域幅を計算するため、Cisco CallManager は各コール ストリームの帯域幅の消費量を次のように想定しています。
• G.711 コールは 80 kbps を使用
• G.723 コールは 24 kbps を使用
• G.729 コールは 24 kbps を使用
• GSM コールは 29 kbps を使用
• ワイドバンド コールは 272 kbps を使用
(注) 各コールには、上下用の 2 ストリームがあります。
たとえば、Cisco CallManager Administration 内で、次のロケーションを設定したとします。
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San Francisco(メイン ロケーション) |
無制限 |
Austin(リモート ロケーション) |
100 |
Dallas(リモート ロケーション) |
200 |
Cisco CallManager は、帯域幅に余裕のあるかぎり、新しいコールをリンクに受け入れ続けます。つまり、前述の例では、Austin ロケーションへのリンクに使用可能な帯域幅が 100 kbps ある場合、そのリンクは 80 kbps の G.711 コールを 1 つ、各 24 kbps の G.723 コールまたは G.729 コールを 4 つ、または各 29 kbps の GSM コールを 3 つサポートできます。帯域幅の制限を超えるコールが試行された場合、そのコールはシステムに拒否され、発信側はリオーダ音を受信し、電話機にはテキスト メッセージが表示されます。
Cisco CallManager Administration 内でロケーションを設定する際には、ロケーションに名前と最大帯域幅を割り当てます。帯域幅の値としてゼロ(0)を入力する場合は、そのロケーションの IP WAN リンクに使用可能な帯域幅が無制限に割り当てられ、無限数のアクティブ コールが許可されます。
Cisco CallManager Administration 内で電話機などのデバイスを設定する際に、デバイスをロケーションに割り当てることができます。ロケーションを None に設定した場合は、無制限の帯域幅を使用できる無名のロケーションがそのデバイスに割り当てられ、無限数の発着信アクティブ コールがそのデバイスに対して許可されます。
ロケーションとリージョン
ロケーションは、リージョンと連動してネットワーク リンクの特性を指定します。リージョンはリンク上で使用される圧縮のタイプ(G.711、G.723、または G.729)を指定します。ロケーションはリンクに対して使用できる帯域幅の量を指定します。システム内の各デバイスには、リージョン(デバイス プールを使用して)とロケーションの両方を割り当てる必要があります。図 7-2に示すように、リージョンとロケーションは、オーバーラップしたり交差させたりしてさまざまな方法で指定できます。詳細については、「リージョン」を参照してください。
図 7-2 ロケーションとリージョンの相互作用
帯域幅の計算
コール アドミッション制御に要するロケーションの帯域幅を計算するため、Cisco CallManager は各コール ストリームで消費する帯域幅を次のように想定しています。
• G.711 コールは 80 kbps を使用
• G.723 コールは 24 kbps を使用
• G.729 コールは 24 kbps を使用
• GSM コールは 29 kbps を使用
• ワイドバンド コールは 272 kbps を使用
(注) 各コールには、コール ストリームが 2 本あります。実際に消費される帯域幅は、データ パケット サイズなどの要因により、各コールごとに異なります。Cisco CallManager では、これらの固定値をロケーション機能の計算を簡素化する目的に限り使用しています。
Cisco CallManager は、帯域幅に余裕がなくなるまで、新規コールがリンク上でのコールを確立することを許可します。帯域幅に余裕がなくなった時点で新たなコールは失敗し、発信側はリオーダ音を受信します。
Media Termination Point(MTP)は、これまで説明した帯域幅規則に関する唯一の例外です。MTP を経由して行われるコールは、帯域幅の制限を超えている場合でも確立できます。
注意 米国およびカナダでは、すでに帯域幅に余裕がなくなっているリンクに緊急番号 911 を発信すると、911 コールがブロックされることがあります。ネットワーク上の各ロケーションでは、911 コールは必ずローカル VoIP ゲートウェイ経由でローカル PSTN にルーティングしてください。
ロケーション設定チェックリスト
表 7-1 では、ロケーションに基づいてコール アドミッション制御を設定する一般的な手順を示しています。
表 7-1 ロケーション設定チェックリスト
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ステップ 1 |
システム内で使用されているコーデックのタイプごとにリージョンを設定する。 |
「ロケーションとリージョン」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』 の「リージョンの設定」 |
ステップ 2 |
コール アドミッション制御を適用する IP WAN リンクごとに個別のロケーションを設定する。そのロケーションへのリンクを経由するコールに対して、使用可能な最大帯域幅を割り当てます。
(注) 帯域幅の値としてゼロ(0)を入力する場合は、そのロケーションの IP WAN リンクに使用可能な帯域幅が無制限に割り当てられ、無限数のアクティブ コールが許可されます。
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『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』 の「ロケーションの設定」 |
ステップ 3 |
システム用のデバイス プールを設定し、それぞれに対して適切なリージョンを選択する。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』 の「デバイス プールの設定」 |
ステップ 4 |
電話機などのデバイスを設定し、それぞれのデバイスを適切なデバイス プールとロケーションに割り当てる。
(注) ロケーションを None に設定した場合は、無制限の帯域幅を使用できる無名のロケーションがそのデバイスに割り当てられ、無限数の発着信アクティブ コールがそのデバイスに対して許可されます。
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「Cisco IP Phone」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco IP Phone の設定」 |
ゲートキーパとトランク
Cisco Multimedia Conference Manager(MCM)はゲートキーパ デバイスの 1 つで、コールを分散処理するシステムにコール アドミッション制御を提供しています。分散システムでは、各サイトに独自のコール処理機能が配置されています。たとえば、図 7-3に示す 2 つのサイトでは、各サイトに独自の Cisco CallManager が配置されていて、サイト間は IP WAN リンクにより接続されています。この例では、ゲートキーパは IP WAN リンクに対してコール アドミッション制御を行っています。
ゲートキーパはコール アドミッション制御のほかに、E.164 アドレス解決を実行して各サイト間でコールをルーティングしています。たとえば、図 7-3では、一方の Cisco CallManager の内線範囲は 1XXX で、他方は 2XXX です。Cisco CallManager は両方とも、コール アドミッション制御のためにゲートキーパに登録されています。各 Cisco CallManager は、それぞれのダイヤル プラン ルート パターン設定のエントリにより、他方の Cisco CallManager の内線番号範囲をゲートキーパに指示します。実際には、ユーザ 1001 がユーザ 2002 にダイヤルすると、Cisco CallManager 1XXX はアドレス解決のために 2002 をゲートキーパに送信します。コールがコール アドミッション制御の基準を満たしている場合、ゲートキーパは Cisco CallManager 2XXX の IP アドレスを Cisco CallManager 1XXX に返します。その後、Cisco CallManager 2XXX の IP アドレスを使用して、Cisco CallManager 1XXX は電話番号 2002 へのコールを確立します。
図 7-3 分散システムでのゲートキーパを使用したコール アドミッション制御
このシナリオで IP WAN が使用できない場合、コールはダイヤル先に到達できません。ダイヤル プランを簡単にし、さらに PSTN へのフェールバックを可能にするには、10 桁のダイヤルを使用(または各国のダイヤル プランに準拠)します。たとえば、North American Numbering Plan(NANP)に準拠する場合は、ルート パターン XXXXXXXXXX を使用して、アドレス解決のためにコールをゲートキーパに送信します。WAN 経由でのコールの発信がゲートキーパにより許可されない場合、Cisco CallManager は電話番号に接頭数字 91 を追加して、PSTN 経由でコールの再ルーティングを行うことができます。
ゲートキーパの設定、ゲートキーパを使用する場合のダイヤル プランの考慮事項、およびゲートキーパと Cisco CallManager の相互対話について詳細については、『 Cisco IP Telephony Network Design Guide 』を参照してください。
設定済みのクラスタ間トランク デバイスは、すべてトランクに置き換えられます。H.225 トランク デバイスは、ホールセール ネットワークへの論理ルートを表します。H.225 プロトコルを備えた設定済みの匿名デバイスは、ゲートキーパによって制御される H.225 トランクに移行します。クラスタ間プロトコルを備えた設定済みの匿名デバイスは、ゲートキーパによって制御されるクラスタ間トランクに移行します。設定済みのクラスタ間ゲートウェイは、ゲートキーパによって制御されないクラスタ間トランクに移行します。
リモート クラスタ内の 2 台の Cisco CallManager を接続するには、クラスタ間トランクを使用します。リモート WAN リンク上でのクラスタ間コールのルーティング用に、ゲートキーパによって制御されるクラスタ間トランクを設定する方法については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「トランクの設定」 および『 Cisco IP Telephony Network Design Guide 』を参照してください。
H.323 ゲートウェイは、ゲートキーパによって制御されるように設定することも、ゲートウェイとしてローカルに設定することもできます。ゲートキーパによって制御されるように設定する場合は、H.225 トランクを使用してください。
ゲートキーパのコール アドミッション制御のコンポーネント
ゲートキーパのコール アドミッション制御では、高い柔軟性が提供されます。
• ゲートキーパを使用すると、IP WAN に接続したリモート Cisco CallManager ごとに別々の H.323 デバイスを設定する必要がなくなるので、設定のオーバーヘッドが軽減される。
• ゲートキーパは登録済みのデバイスの IP アドレスを判別でき、またユーザが IP アドレスを明示的に入力することも可能。
• ゲートキーパは、Cisco CallManager や H.225 ゲートウェイとの通信に使用するプロトコルを数種備えている。
• ゲートキーパは、コール アドミッション制御のほかに基本的なコール ルーティングを実行可能。
• 1 つのゲートキーパに最大 100 の Cisco CallManager クラスタを接続可能。
次の項では、ゲートキーパのコール アドミッション制御のコンポーネントについて説明します。
• 「ルータ上でのゲートキーパとトランクの設定」
• 「Cisco CallManager 内でのゲートキーパとトランクの設定」
ルータ上でのゲートキーパとトランクの設定
ゲートキーパ用に推奨されるプラットフォームは、Cisco IOS リリース 12.1(3)T 以上を搭載した Cisco 2600、3600、7200 ルータなどです。これらのルータ上でゲートキーパ機能を設定する際には、コール アドミッション制御用のゾーンのセットを定義します。各ゾーンの固有の名前には、そのゾーンに登録されている各 Cisco CallManager の IP アドレス、ゾーン プレフィックス(電話番号範囲)、
およびそのゾーンに割り当てられている帯域幅が指定されています。
Cisco CallManager は、IP アドレスを使用してゲートキーパに登録されます。IP アドレスは次のいずれかの方法で指定できます。
• ゲートキーパ上で gw-type-prefix コマンドを使用して、それぞれの Cisco CallManager の IP アドレスを明示的に指定する。
• Cisco CallManager Administration 内で Device > Trunk を選択して、Technology Prefix フィールドに 1#* と入力し、ゲートキーパ上でコマンド gw-type-prefix 1#* default-technology を入力する。Cisco CallManager がゲートキーパに登録されると、その IP アドレスと指定したテクノロジー プレフィックスがゲートキーパに送信されます。その後、この Cisco CallManager は、ゲートキーパによって制御される有効な VoIP デバイスとしてゲートキーパに登録されます。
次のいずれかの方法で、Cisco CallManager の IP アドレスを特定のゾーンに関連付けることができます。
• ゲートキーパ上で zone local コマンドを使用して、ローカル ゾーンを定義する。Zone フィールドにゾーン名を入力します。
• Cisco CallManager Administration 内で Device > Trunk を選択し、Zone フィールドにゾーン名を入力する。Cisco CallManager がゲートキーパに登録されると、その IP アドレスと指定したゾーン名がゲートキーパに送信されます。その後、それぞれの Cisco CallManager はゲートキーパに登録され、適切なゾーンに関連付けられます。
特定の Cisco CallManager に対して電話番号範囲を指定するには、 zone prefix コマンドを使用してゲートキーパ上で範囲を設定します。たとえば次のコマンドは、ゾーン LHR の DN 範囲を 3000 ~ 3999 に指定します。
ゾーンごとに許可されるアクティブ コールの最大数は、各コールに使用されるコーデック、およびゾーンに割り当てられている帯域幅によって決まります。Cisco CallManager に対し、G.711 コールは 128 kbps を必要とし、G.723 と G.729 のコールは 20 kbps を必要とします。Cisco CallManager 内でリージョンを使用してコーデック タイプを指定し、ゲートキーパ上で zone bw コマンドを使用して、使用可能な帯域幅を指定します。たとえば、次のコマンドは LHR ゾーンに 512 kbps を割り当てます。
この例で 512 kbps を割り当てられた LHR ゾーンは、同時に 4 つまでの G.711 コールをサポートできます。
ゲートキーパのプログラミングの詳細については、『Cisco Multimedia Conference Manager』の資料を参照してください。
Cisco CallManager 内でのゲートキーパとトランクの設定
Cisco CallManager Administration では、次のどちらかの動作をするようにゲートキーパおよびトランクを設定します。
ゲートキーパによって制御されないトランク
このケースでは、IP WAN 経由でローカル Cisco CallManager からのコールが可能なそれぞれのリモート デバイス クラスタに対して、別個のクラスタ間トランクを明示的に設定します。また、各種のクラスタ間トランクとの間でコールをルーティングするために必要な、ルート パターンとルート グループを設定します。クラスタ間トランクは、リモート デバイスの IP アドレスを静的に指定します。この方法を選択するには、Cisco CallManager Administration 内で Device > Trunk を使用して、Inter-Cluster Trunk (Non-Gatekeeper Controlled) を選択します。
(注) ゲートキーパによって制御されないローカルのクラスタ間トランクの場合は、ゲートキーパによって制御されないリモート クラスタ間トランクのデバイス プールに所属するすべてのリモート Cisco CallManager ノードの IP アドレスを指定する必要があります。
ゲートキーパによって制御されるトランク
このケースでは、1 つのクラスタ間トランクで、すべてのリモート クラスタと通信できます。同様に、1 つの H.225 トランクで、ゲートキーパによって制御される任意の H.323 エンドポイントと通信できます。ゲートキーパとの間のコールをルーティングするためのルート パターンまたはルート グループも設定します。この構成では、リモート デバイスに対する各コールの宛先に該当する IP アドレスはゲートキーパにより動的に判別され、ローカル Cisco CallManager はその IP アドレスを使用してコールを確立します。
この構成は、大規模なシステムと同様に小規模なシステムでも有効です。多くのクラスタが存在する大規模なシステムの場合、この構成を使用すると、各クラスタ間に個々のクラスタ間トランクを設定する手間が省けます。この方法を選択するには、Cisco CallManager Administration 内で Device > Trunk を使用して、Inter-Cluster Trunk (Gatekeeper Controlled) を選択します。
ゲートキーパによって制御されるトランクを設定する場合、Cisco CallManager によって自動的に仮想トランク デバイスが作成されます。このデバイスの IP アドレスは、ゲートキーパにより決定されたリモート デバイスの IP アドレスを反映して動的に変更されます。ゲートキーパとの間でコールをルーティングするためのルート パターンまたはルート グループを設定する際には、トランクを使用します。
ゲートキーパとトランクの設定チェックリスト
表 7-2 では、ゲートキーパとトランクに基づいてコール アドミッション制御を設定する一般的な手順を示しています。
表 7-2 ゲートキーパとトランクの設定チェックリスト
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ステップ 1 |
ゲートキーパ デバイス上で、ゲートキーパへのコールをルーティングするそれぞれの Cisco CallManager に対して、適切なゾーンと帯域幅の割り当てを設定する。 |
Cisco Multimedia Conference Manager のマニュアルを参照。 |
ステップ 2 |
Cisco CallManager Administration 内でゲートキーパ設定値を設定する。 ゲートキーパに登録するそれぞれの Cisco CallManager について、このステップを繰り返します。ホスト名または IP アドレスの設定は、それぞれの Cisco CallManager 上で必ず同じ値にします。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートキーパの設定」 |
ステップ 3 |
適切なクラスタ間トランクまたは H.225 トランクを設定し、ゲートキーパ情報を指定する(ゲートキーパによって制御されるトランクの場合)。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「トランクの設定」 |
ステップ 4 |
ゲートキーパによって制御される各トランクへのコールをルーティングするためのルート パターンを設定する。 |
「ルート プランの概要」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ルート パターンの設定」 |
参考情報
関連トピック
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ロケーションの設定」
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「リージョンの設定」
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートキーパの設定」
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定」
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「トランクの設定」
参考資料
• 『Cisco IP Telephony Network Design Guide』
• Cisco Multimedia Conference Manager (Command Reference) IOS のマニュアル