Cisco ATA 186
Cisco ATA 186 は、普通のアナログ電話を IP ベースのテレフォニー ネットワークに接続するアナログ電話アダプタとして機能します。また、Cisco ATA 186 は、普通のアナログ電話をインターネット電話に変換します。カスタマーは、その施設内に、Cisco ATA 186 をインストールします。各アダプタは、音声ポートを 2 基サポートしています。各音声ポートには、独自の番号が割り当てられています。
この章の構成は、次のとおりです。
• 「Cisco ATA 186 機能」
• 「Cisco CallManager への接続」
• 「設定チェックリスト」
• 「参考情報」
Cisco ATA 186 機能
次のリストでは、Cisco ATA 186 について説明しています。
• 1 つの 10 BaseT RJ-45 ポート、および 2 つの RJ-11 FXS 標準アナログ電話ポート
• 音声コードは、G.711 a law、G.711mu law、G.723 および G.729a をサポート
• Skinny Client Control プロトコルの使用
• 音声を IP データ パケットに変換、そのパケットをネットワークに送信
• リダイヤル、短縮ダイヤル、自動転送、コール ウェイティング、保留、転送、会議、ボイスメール、ボイスメールインディケーション、オフフック呼び出し音、発信者 ID、被発信者 ID、コール ウェイティング 発信者 ID 機能をサポート。
Cisco CallManager への接続
他の IP デバイスのように、Cisco ATA 186 は TFTP サーバからの Cisco CallManager の設定ファイルとリストを受け取ります。TFTP サーバが設定ファイルをもっていない場合は、Cisco ATA 186 はプライマリ Cisco CallManager 名か IP アドレスとポート番号として、TFTP サーバ名か IP アドレスとポート番号を使用します。
Cisco ATA 186 の初期化の後に、Cisco ATA 186 (skinny clients) 上の両ポートはプライマリ Cisco CallManager との接続を試みます。接続または登録が失敗する場合は、Cisco ATA skinny クライアントは Cisco CallManager リストの次の Cisco CallManager に登録する試みを行います。その接続が失敗する場合は、Cisco ATA skinny クライアントはリストの最後の Cisco CallManager に登録する試みを行います。Cisco CallManager とのすべての接続と登録が失敗する場合は、クライアントはしばらくしてから接続を試みます。
登録が成功すると、Cisco ATA クライアントは、Cisco CallManager に対して、Cisco CallManager のソフトウェア バージョン、現在の日付けと時刻、回線ステータス、および転送ステータスの情報を要求します。Cisco ATA はアクティブ中の Cisco CallManager との接続が切れると、Cisco CallManager リストに指定のバックアップ Cisco CallManager に接続を試みます。プライマリ Cisco CallManager が復帰すると、Cisco ATA は再接続を試みます。
設定チェックリスト
表 37-1 では、Cisco ATA 186 を設定する手順を示しています。
表 37-1 Cisco ATA 設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco ATA 186 を Cisco CallManager Administration に設定する。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「電話機の追加」 |
ステップ 2 |
Cisco ATA 186 を設定する。 |
製品に付属のマニュアルを参照してください。 |
ステップ 3 |
電話機を使用する。 |
製品に付属のマニュアルを参照してください。 |