Cisco CallManager の追加
新規の Cisco CallManager をデータベースに追加する手順は、次のとおりです。
始める前に
新規の Cisco CallManager をデータベースに追加する場合は、事前に、次の作業を実行してください。
• 『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の説明に従って、Cisco CallManager サービスを有効にする。
• この Cisco CallManager をインストールしているサーバのアドレスを設定する。「サーバの追加」を参照してください。
• この Cisco CallManager に自動登録する電話番号に対して、パーティションを指定する場合は、そのパーティションを設定する。「パーティションの追加」を参照してください。
手順
ステップ 1 System > Cisco CallManager の順に選択します。
ステップ 2 Cisco CallManager を追加するには、次のどちらかの方法を使用します。
• 追加する Cisco CallManager の設定値とほほ同じ設定値を持つ
Cisco CallManager がすでに存在する場合は、その既存の Cisco CallManager を選択してその設定値を表示し、 Copy をクリックする。その後、必要に応じて設定値を変更する。
• 既存の Cisco CallManager をコピーせずに Cisco CallManager を追加する場合は、ステップ 3 に進む。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表 3-1 を参照)。
ステップ 4 Insert をクリックして、Cisco CallManager 設定をデータベースに保存します。
関連トピック
• 「Cisco CallManager グループの追加」
• 「Cisco CallManager の更新」
• 「Cisco CallManager の削除」
• 「Cisco CallManager の設定値」
• 「Cisco CallManager コンポーネントのバージョンの表示」
Cisco CallManager の更新
Cisco CallManager の設定を更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 System > Cisco CallManager の順に選択します。
ステップ 2 Cisco CallManagers リストから、更新する Cisco CallManager を選択します。
ステップ 3 該当する設定値を更新します( 表 3-1 を参照)。
ステップ 4 Update をクリックして、変更内容をデータベースに保存します。
自動登録パーティション、外部電話番号マスク、およびボイス メッセージ ボックス マスクの設定値に加えた変更を有効にするには、Cisco CallManager を再始動します。Cisco CallManager サービスの再起動については、『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
注意
Reset Devices ボタンを押すと、この Cisco CallManager に登録されているデバイスがすべてシャットダウンされ、その後で再起動されます。その結果、これらのデバイスのコール処理が一時的に中断されます。このボタンを使用するときは、Cisco CallManager のほとんどのデバイスの設定を変更し、すべての装置を同時にリセットする場合に限定してください。比較的少数のデバイスのグループに設定の変更を加えた場合は、該当するデバイスだけをリセットしてください。デバイスのリセットはピーク時を避けてください。
関連トピック
• 「Cisco CallManager の追加」
• 「Cisco CallManager の削除」
• 「Cisco CallManager の設定値」
• 「Cisco CallManager コンポーネントのバージョンの表示」
Cisco CallManager の削除
Cisco CallManager の設定をデータベースから削除する手順は、次のとおりです。
始める前に
Cisco CallManager の動作中は、その Cisco CallManager を削除できません。使用中の Cisco CallManager を削除しようとすると、エラー メッセージが表示されます。現在使用中の Cisco CallManager を削除する場合は、事前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。
• Cisco CallManager グループを更新して、そのグループに削除する Cisco CallManager が含まれないようにする。「Cisco CallManager グループの更新」を参照してください。
• 削除する Cisco CallManager が含まれている Cisco CallManager グループを削除する。「Cisco CallManager グループの削除」を参照してください。
(注) Cisco CallManager の設定をデータベースから削除しても、Cisco CallManager サービスは、サーバ上でバックグラウンドで動作し続けます。サービスを無効にするには、Cisco CallManager Serviceability を使用します。詳細については、『Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
手順
ステップ 1 System > Cisco CallManager の順に選択します。
ステップ 2 Cisco CallManager リストから、削除する Cisco CallManager を選択します。
ステップ 3 Delete をクリックします。
ステップ 4 削除操作を確認するように求められたら、 OK をクリックします。削除操作を取り消すには、 Cancel をクリックします。
関連トピック
• 「Cisco CallManager の追加」
• 「Cisco CallManager の更新」
• 「Cisco CallManager の設定値」
• 「Cisco CallManager コンポーネントのバージョンの表示」
Cisco CallManager の設定値
表 3-1 では、Cisco CallManager の設定値について説明します。
表 3-1 Cisco CallManager の設定値
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Cisco CallManager Server |
この Cisco CallManager がインストールされているサーバを選択する。
(注) 各 Cisco CallManager のサーバ アドレスは、一度だけ割り当てます(Cisco CallManager はサーバあたり 1 つだけ割り当てます)。特定の Cisco CallManager にサーバ アドレスを割り当てた後では、そのアドレスはリストに表示されなくなります。
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Cisco CallManager Name |
この Cisco CallManager に割り当てる名前を入力する。 |
Description |
Cisco CallManager の説明を入力する。 |
Starting Directory Number |
デバイスの自動登録に使用する開始電話番号を入力する。 |
Ending Directory Number |
デバイスの自動登録に使用する終了電話番号を入力する。 Starting Directory Number フィールドと Ending Directory Number フィールドで電話番号の有効な範囲を指定すると、自動登録が自動的に使用可能になります。 Starting Directory Number と Ending Directory Number を同じ値に設定すると、自動登録が使用不可になります。 |
Partition |
パーティションを使用しない場合は、<None> を選択してください。 パーティションを使用している場合は、自動登録された電話番号が属するパーティションをドロップダウン リスト ボックスから選択します。 Partition、External Phone Number Mask、または Voice Message Box Mask を選択する前に、自動登録用の範囲を選択しておく必要があります。 パーティションの数が 250 より多い場合は、ドロップダウン リスト ボックスの横に省略記号( ... )ボタンが表示されます。 ... ボタンをクリックすると、Select Partition ウィンドウが表示されます。 List items where Name contains フィールドにパーティション名の一部を入力します。 Select item to use ボックスに表示されるパーティションのリストで希望するパーティション名をクリックし、 OK をクリックします。 |
External Phone Number Mask |
自動登録されたデバイスから発信される外部(発信)コールに対して、発信者番号情報をフォーマットするのに使用するマスクを指定する。このマスクには、最長 50 文字までを指定できます。発信者番号情報に表示する数字列を入力します。自動登録されるデバイスの電話番号を表すには、X を使用します。 たとえば、マスク 972813XXXX を指定する場合、外部コールを行うのに使用されるルート パターンで Use External Phone Number Mask オプションがオンになっていれば、内線番号 1234 からの外部コールは、発信者番号が 9728131234 と表示されます。 代表番号を表すために、9728135000 のようなすべて数字列のマスクを指定する場合は、その番号(9728135000)が、自動登録された任意のデバイスからの外部コールの発信者番号として表示されます。 |
Auto-registration Disabled on this Cisco CallManager |
Cisco CallManager は、ネットワークへの無許可の接続を防止するために、デフォルトでは自動登録が使用不可になっている。 • この Cisco CallManager に対して自動登録を使用可能にするには、この Auto-registration Disabled チェックボックスをオフにする。 • この Cisco CallManager に対して自動登録を使用不可にするには、この Auto-registration Disabled チェックボックスをオンにする。 自動登録が使用不可の場合は、ネットワークに新しいデバイスを追加するたびに、電話番号を手操作で設定する必要があります。 Starting Directory Number と Ending Directory Number を同じ値に設定しても、自動登録が使用不可になります。 このオプションにチェックマークを付けて自動登録を使用不可にするときに、開始電話番号と終了電話番号が指定されている場合、Cisco CallManager は、開始電話番号と終了電話番号を同じ値に設定します。 Cisco CallManager は、自動登録が使用不可になると、パーティションと外部電話マスク情報をリセットします。 |
Ethernet Phone Port |
Cisco CallManager は、ネットワーク上の Cisco IP Phone との通信に、この TCP ポートを使用する。デフォルトのポート番号 2000 がシステム上ですでに使用中以外の場合は、このデフォルト ポートを受け入れてください。すべてのポート入力値は固有のものでなければなりません。有効なポート番号の範囲は、1024~49151 です。 |
Digital Port |
Cisco CallManager は、ネットワーク上の Cisco Access Digital Trunk Gateway(たとえば、DT-24+ や DE-30+)との通信に、この TCP ポートを使用する。デフォルトのポート番号 2001 がシステム上ですでに使用中以外の場合は、このデフォルト ポートを受け入れてください。すべてのポート入力値は固有のものでなければなりません。有効なポート番号の範囲は、1024 ~49151 です。 |
Analog Port |
Cisco CallManager は、ネットワーク上の Cisco Access Analog Gateway(たとえば、WS-6624 FXS)との通信に、このポートを使用する。デフォルトのポート番号 2002 がシステム上ですでに使用中以外の場合は、このデフォルト ポートを受け入れてください。すべてのポート入力値は固有のものでなければなりません。有効なポート番号の範囲は、1024 ~49151 です。 |
MGCP Listen Port |
Cisco CallManager は、関連した MGCP ゲートウェイからメッセージを検出する場合に、この TCP ポートを使用する。デフォルトのポート番号 2427 がシステム上ですでに使用中以外の場合は、このデフォルト ポートを受け入れてください。すべてのポート入力値は固有のものでなければなりません。有効なポート番号の範囲は、1024 ~49151 です。 |
MGCP Keep-alive Port |
Cisco CallManager は、関連する MGCP ゲートウェイと、キープアライブ メッセージを交換する場合に、この TCP ポートを使用する。デフォルトのポート番号 2428 がシステム上ですでに使用中以外の場合は、このデフォルト ポートを受け入れてください。すべてのポート入力値は固有のものでなければなりません。有効なポート番号の範囲は、1024 ~49151 です。 |
関連トピック
• 「Cisco CallManager の追加」
• 「Cisco CallManager の更新」
• 「Cisco CallManager の削除」
• 「Cisco CallManager コンポーネントのバージョンの表示」
Cisco CallManager コンポーネントのバージョンの表示
Cisco CallManager Administration の Cisco CallManager Component Versions ページは、任意の Cisco CallManager サーバの表示専用のソフトウェア コンポーネントのバージョン情報を表示します。また、同期していないソフトウェア コンポーネントがある、クラスタ内のサーバをリストします。さらに、クラスタ内のすべての Cisco CallManager サーバで、一番最後にインストールされたコンポーネントのバージョン情報を表示します。
システム ソフトウェア コンポーネントのバージョン情報を表示する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Help > Component Versions の順に選択します。
ステップ 2 Servers リストからサーバを選択して、そのサーバのコンポーネント バージョン情報を表示します。
表示される情報には、コンポーネントの名前、コンポーネントのバージョン番号、およびそのコンポーネントをインストールしたプログラムのインストレーション ID があります。そのサーバに現在インストールされているコンポーネントによって、このリストの内容は変わります。
ステップ 3 Out of Sync をクリックし、クラスタ内の Cisco CallManager サーバにインストールされているシステム コンポーネントの中で、クラスタ内にインストールされているコンポーネントの最新バージョンと一致しないものをすべて見付けます。
ステップ 4 Latest Installed Version をクリックして、クラスタ内の全サーバの中で、各システム コンポーネントの一番最近(大きい番号)インストールされたバージョンをリストします。
関連トピック
• 「Cisco CallManager の追加」
• 「Cisco CallManager の更新」
• 「Cisco CallManager の削除」
• 「Cisco CallManager の設定値」
• 「Cisco CallManager グループの設定」
• 「デバイス プールの設定」
• 「デバイス デフォルトの設定」