Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド リリース3.3(2)

パーティションの設定

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パーティションには、電話番号（DN）およびルート パターンが登録されているルート パターンのリストが含まれています。パーティションは、編成、ロケーション、およびコール タイプに基づいて、ルート プランを複数の論理サブセットに分割することにより、コール ルーティングを容易にするものです。パーティションの詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』の 「パーティションおよびコール検索スペース」 を参照してください。

ルート パーティションを追加または削除するには、次のトピックを参照してください。

• 「パーティションの特定」

• 「パーティションの追加」

• 「パーティションの更新」

• 「パーティションの削除」

• 「パーティションの設定値」

パーティションの特定

ネットワーク内にはいくつかのパーティションが存在することがあるので、Cisco CallManager では、固有の基準を指定して、固有のパーティションを特定することができます。パーティションを特定する手順は、次のとおりです。

手順

ステップ 1 Route Plan > Partition の順に選択します。

Find and List Partitions ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。

• begins with（前方一致）

• contains（中間一致）

• ends with（後方一致）

• is exactly（完全一致）

ステップ 3 必要に応じて、適切な検索テキストを指定し、 Find をクリックします。また、ページごとに表示する項目の数も指定できます。

（注） データベースに登録されているパーティションをすべて検索するには、検索テキストを入力せずに Find をクリックします。

検出されたパーティションのリストが、次の項目別に表示されます。

• Partition name（パーティション名）

• 説明

（注） 該当するパーティションの横にあるチェックボックスをオンにして、Delete Selected をクリックすると、Find and List Partitions ウィンドウから複数のパーティションを削除できます。Matching Records タイトルバーにあるチェックボックスをオンにして Delete Selected をクリックすると、ウィンドウ内のすべてのパーティションを削除できます。

ステップ 4 レコードのリストから、検索条件と一致するパーティションをクリックします。

ウィンドウに、選択したパーティションが表示されます。

関連トピック

• 「パーティションの特定」

• 「パーティションの追加」

• 「パーティションの更新」

• 「パーティションの削除」

• 「パーティションの設定値」

パーティションの追加

パーティションを追加する手順は、次のとおりです。

手順

ステップ 1 メニューバーで Route Plan > Partition の順に選択します。

ステップ 2 Add a New Partition をクリックします。

ステップ 3 適切な設定値を入力します（ 表 14-1 を参照）。

ステップ 4 Insert をクリックして、新しいパーティションを追加します。

（注） 複数のパーティションを設定できます。複数のパーティションを入力するには、各パーティション エントリに対して 1 行を使用します。最大 75 のパーティションを入力できます。入力できる文字数は、それぞれの名前と説明を合計して 1475 文字までです。各行のパーティション名と説明はコンマ（,）で区切ってください。説明を入力しない場合、
Cisco CallManager は、名前を説明として使用します。

関連トピック

• 「パーティションの特定」

• 「パーティションの更新」

• 「パーティションの削除」

• 「パーティションの設定値」

パーティションの更新

パーティションを更新する手順は、次のとおりです。

手順

ステップ 1 メニューバーで Route Plan > Partition の順に選択します。

ステップ 2 更新するパーティションを見つけて表示します。「パーティションの特定」を参照してください。

ステップ 3 パーティション名や説明を変更し、 Update をクリックします。

ステップ 4 Restart Devices をクリックします。そのパーティションに関連したデバイスを再起動すると、影響を受けるゲートウェイ上のコールがすべて終了されます。

関連トピック

• 「パーティションの特定」

• 「パーティションの追加」

• 「パーティションの削除」

• 「パーティションの設定値」

パーティションの削除

パーティションを削除する手順は、次のとおりです。

（注） パーティションがコール検索スペースまたはデバイスに割り当てられている場合は、そのパーティションを削除できません。

手順

ステップ 1 メニューバーで Route Plan > Partition の順に選択します。

ステップ 2 削除するパーティションを見つけます。「パーティションの特定」を参照してください。

ステップ 3 削除するパーティションのチェックボックスをオンにし、 Delete Selected をクリックします。

ヒント Matching Record(s) タイトルバーにあるチェックボックスをオンにして Delete Selected をクリックすると、リスト内のパーティションをすべて削除できます。

この操作を実行すると取り消せないことを確認するメッセージが表示されます。

ステップ 4 パーティションを削除するには、 OK をクリックします。削除操作を取り消すには、 Cancel をクリックします。

ヒント パーティションの削除は、削除するパーティションを見つけて表示し、Delete をクリックすることによっても実行できます。

関連トピック

• 「パーティションの特定」

• 「パーティションの追加」

• 「パーティションの設定値」

パーティションの設定値

表 14-1 では、パーティションの設定値について説明します。

表 14-1 パーティションの設定値

フィールド	説明
（Partition Name, Description）	名前を partition name and description ボックスに入力する。各パーティション名が、そのルート プランに固有の名前であることを確認してください。パーティション名には、英数字、スペース、ハイフン（-）、およびアンダースコア（_）を使用できます。 （注） パーティション名の長さによって、コール検索スペースに追加できるパーティションの最大数が制限されます。表 14-2 に、パーティション名が固定長である場合にコール検索スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。 パーティション名の後にコンマ（,）を入力してから、そのパーティション名と同じ行に説明を入力します。説明を入力しない場合は、Cisco CallManager が、自動的にこのフィールドにパーティション名を入力します。 各パーティションおよび説明には新しい行を使用してください。

ワンポイント・アドバイス パーティションには、内容を表す簡潔な名前を使用してください。通常、CompanynameLocationCalltype の形式が、内容を簡潔に表し、パーティションをすばやくかつ簡単に識別できる方式です。たとえば、CiscoDallasMetroPT は、Dallas の Cisco オフィスからの、LATA（Local Access and Transport Area）間の無料コール用のパーティションを特定できます。

ヒント 必要に応じて、Partition Name & Description テキストボックスに各パーティションの名前と説明を入力することにより、複数のパーティションを同時に入力できます。必ず、各パーティション エントリに対して 1 行を使用し、パーティション名と説明はコンマで区切ってください。

表 14-2 に、パーティション名が固定長である場合にコール検索スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。この最大数の計算方法の詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「パーティション名の制限」を参照してください。

関連トピック

• 「パーティションの特定」

• 「パーティションの追加」

• 「パーティションの更新」

• 「パーティションの削除」