Cisco IP Phone の設定
Cisco CallManager データベースに電話機を追加する方法には、自動登録を使用した自動的な追加、Phone Configuration ウィンドウを使用した手作業による追加、または Cisco Bulk Administration Tool(BAT)を使用したグループ単位の追加があります。自動登録を使用可能にすると、IP テレフォニー ネットワークに Cisco IP Phone を接続するときに、その IP Phone を Cisco CallManager データベースに自動的に追加できます。自動登録時に、Cisco CallManager は、次に使用可能な電話番号を順に電話機に割り当てます。しかし、自動登録を使用したくない場合もあります。たとえば、特定の電話番号を電話機に割り当てたい場合です。自動登録を使用しない場合は、手作業で Cisco CallManager データベースに電話機を追加するか、BAT を使用する必要があります。BAT というプラグイン アプリケーションを使用すると、システム管理者は、多数の Cisco IP Phone に対して追加、変更、および削除の操作を一括して実行することができます。BAT の使用法の詳細は、『Cisco CallManager Bulk Administration Tool ユーザ ガイド』を参照してください。
Cisco IP Phone を Cisco CallManager Administration に追加すると、RIS Data Collector サービスによって、デバイス名、登録状況、およびその電話機が登録された Cisco CallManager の IP アドレスが Phone Configuration ウィンドウに表示されます。
H.323 クライアント、CTI ポート、および他のデバイスと共に、電話機を Cisco CallManager Administration で設定する方法については、次のトピックを参照してください。
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 「電話機の MAC アドレスの表示」
• 「電話機の追加」
• 「電話機の削除」
• 「電話機のリセット」
• 「電話機の更新」
• 「既存の電話機のコピー」
• 「電話機の設定値」
• 「短縮ダイヤル ボタンの設定」
• 「短縮ダイヤルの設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話機の MAC アドレスの表示
メディア アクセス制御(MAC)アドレスは、Cisco IP Phone またはその他のハードウェア デバイスを識別する固有の 12 桁の 16 進数から構成されています。電話機の底に貼ってあるラベルに、この番号が記載されています(たとえば、Cisco IP Phone 7900 ファミリー モデルの場合は 000B6A409C405、Cisco IP Phone モデル SP 12+ および 30 VIP の場合は SS-00-0B-64-09-C4-05)。Cisco CallManager では、MAC アドレスは、Cisco IP Phone デバイス設定の必須フィールドです。Cisco CallManager フィールドに MAC アドレスを入力するときは、スペースとダッシュを使用しないでください。また、ラベル上の MAC アドレスの前にある「SS」は入力しないでください。
電話機の電源がオンであるときに、MAC アドレスを表示する方法は、次のとおりです。
• Cisco IP Phone 7960 および 7940 モデル: Settings を押し、矢印ボタンを使用して Network Configuration(ネットワークノセッテイ) メニュー オプションを強調表示する。次に、 Select(センタク) ソフトキーを押します。
• Cisco IP Conference Station 7935: Menu を押し、矢印ボタンを使用して Admin Setup メニュー オプションを強調表示する。次に、 Select を押します。アドミニストレータ パスワード(デフォルトでは **#)を入力し、 Enter ソフトキーを押します。矢印ボタンを使用してシステム情報全体をスクロールします(MAC アドレスを見つけるために)。
• Cisco IP Phone 7910: Settings を押し、矢印ボタンを使用して Network Config オプションを見つけ、電話機キーパッド上の 6 を押して Network Config オプションを表示する。次に、矢印キーを使用して、MAC アドレスまで Network Config オプション表示をスクロールします。
• Cisco IP Phone モデル 12 SP+ および 30VIP:** を押して、LCD ディスプレイの 2 行目に MAC アドレスを表示する。
• Cisco VG248 電話ポート:MAC アドレスは、Cisco CallManager Administration の Gateway Configuration ウィンドウからエンドポイントを指定する。設定については、「ゲートウェイの設定」を参照してください。
Cisco IP Phone に関するその他の設定値を表示する方法については、『 Cisco IP Phone Administration Guide for Cisco CallManager 』、『 Cisco IP Conference Station 7935 Administration Guide 』、および Cisco IP Phone に付属のその他の電話機マニュアルを参照してください。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 「電話機の追加」
• 「電話機の更新」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話機の追加
Cisco IP Phone を使用する前に、次の手順を使用して、その電話機を Cisco CallManager に追加する必要があります。 また、この手順を使用して、H.323 クライアント、CTI ポート、Cisco ATA 186 電話アダプタ、または Cisco VG248 Analog Phone Gateway(48 個のポートのそれぞれが電話機として認識され、設定される)を設定することもできます。H.323 クライアントは、Symbol NetVision 電話機または Microsoft NetMeeting クライアントにすることができます。CTI ポートは、Cisco CallManager アプリケーション、たとえば、Cisco SoftPhone や Cisco AutoAttendant が使用する仮想デバイスを示します。
(注) Cisco TAPI Service Provider(TSP)を使用している CTI ポート デバイスを制御するために、TAPI アプリケーションを使用する計画がある場合は、CTI ポート デバイスあたり 1 回線だけを設定してください。
(注) Cisco VG248 電話ポートは、Cisco CallManager Administration の Gateway Configuration ウィンドウから追加されます。設定については、「ゲートウェイの設定」を参照してください。
手順
ステップ 1 Device > Add a Device の順に選択します。
Add a New Device ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Device Type ドロップダウン リスト ボックスから Phone を選択し、 Next をクリックします。
Add a New Phone ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 Phone type ドロップダウン リストから、適切な電話機タイプまたはデバイスを選択し、 Next をクリックします。電話機タイプの選択後にそのタイプを変更することはできません。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 適切な設定値を入力します( 表 47-1 を参照)。
選択された電話機タイプに該当する設定値だけが、ウィンドウに表示されます。
ステップ 5 Insert をクリックします。
電話機がデータベースに追加されたことを知らせるメッセージが表示されます。
ステップ 6 この電話機に電話番号を追加するには、 OK をクリックし、Directory Number Configuration ウィンドウ内に適切な設定値を入力します(「電話番号の設定値」を参照)。Phone Configuration ウィンドウに戻るには、 Cancel をクリックします。
Cisco CallManager Administration にCisco IP Phone を追加すると、RIS Data Collector サービスからの情報が Phone Configuration ウィンドウに表示されます。利用可能であれば、デバイスの IP アドレスおよびデバイスが登録されている Cisco CallManager の名前が、図 47-1 に示すように、表示されます。
図 47-1 Phone Configuration ウィンドウ
ステップ 7 変更を加えた後、電話機をリセットして、新しい設定値を適用します。 「電話機のリセット」を参照してください。
次の手順
この電話機に短縮ダイヤル ボタンを設定する場合は、「短縮ダイヤル ボタンの設定」を参照してください。この電話機にサービスを設定する場合は、「Cisco IP Phone サービスの設定」を参照してください。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 「電話機のリセット」
• 「電話番号の追加」
• 「電話機の削除」
• 「電話機の更新」
• 「電話機の設定値」
• 「短縮ダイヤル ボタンの設定」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
既存の電話機のコピー
類似している電話機を Cisco CallManager データベースに手作業で追加する場合は、1 つの電話機を追加した後、その基本設定値をコピーして、他の電話機に適用できます。新しい電話機をデータベースに追加する場合は、事前に、少なくともメディア アクセス制御(MAC)アドレスを変更しておく必要があります。
電話機の設定値をコピーする手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 電話機を特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 設定値をコピーする電話機の、Copy アイコンをクリックします。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 新しい電話機の MAC アドレスを入力します。
(注) MAC アドレスの入手については、「電話機の MAC アドレスの表示」を参照してください。
ステップ 5 該当する設定値を更新します( 表 47-1 を参照)。
ステップ 6 Insert をクリックします。
電話機がデータベースに追加されたことを知らせるメッセージが表示されます。
ステップ 7 この電話機に電話番号を追加するには、 OK をクリックし、Directory Number Configuration ウィンドウ内に適切な設定値を入力します(「電話番号の設定値」を参照)。Phone Configuration ウィンドウに戻るには、 Cancel をクリックします。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話機の検索」
• 「電話機の追加」
• 「電話機のリセット」
• 「電話機の更新」
• 「電話機の削除」
• 「電話機の設定値」
• 「短縮ダイヤル ボタンの設定」
• 「電話番号の追加」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話機のリセット
電話番号の追加、または設定値の更新を行った後、変更内容を有効にするには、Cisco IP Phone をリセットする必要があります。Cisco CallManager Administration を使用して Cisco IP Phone をリセットする手順は、次のとおりです。
(注) コールが進行中の場合、そのコールが終了した後で電話機はリセットされます。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定の電話機を見つけるには、検索条件を入力し、 Find をクリックします。
図 47-2 に示すように、検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
図 47-2 Find and List Phones ウィンドウ
ステップ 3 リセットする電話機の横にあるチェックボックスをオンにします。ウィンドウ内の電話機をすべて選択するには、Matching records タイトルバーにあるチェックボックスをオンにします。
ステップ 4 Reset Phone をクリックします。
Reset Device ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 次のいずれかのボタンをクリックします。
• Restart : 選択されたデバイスをシャットダウンせずに、再起動する(Cisco CallManager に電話機を再登録する)。
• Reset : 選択されたデバイスをシャットダウンした後、再度立ち上げる(電話機の完全なシャットダウンと再初期化を実行する)。
• Close :選択されたデバイスの再起動やリセットを実行せずに、前のウィンドウに戻る。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話機の追加」
• 「電話機の更新」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話機の更新
Cisco CallManager Administration を使用して Cisco IP Phone を更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定の電話機を見つけるには、検索条件を入力し、 Find をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 リストから、更新する電話機の名前をクリックします。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 該当する設定値を更新します( 表 47-1 を参照)。
ステップ 5 Update をクリックします。
ステップ 6 Reset Phone をクリックして、電話機をリセットまたは再起動し、新しい設定値を適用します。
電話機を再起動すると、電話機は、シャットダウンせずに Cisco CallManager に再登録されます。電話機をリセットすると、電話機は、いったんシャットダウンした後、再度立ち上がります(電話機の完全なシャットダウンと再初期化が実行されます)。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 「電話機の追加」
• 「電話機のリセット」
• 「電話機の設定値」
• 「短縮ダイヤル ボタンの設定」
• 「短縮ダイヤルの設定値」
• 「電話機の検索」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話機の削除
Cisco CallManager Administration を使用して Cisco IP Phone を削除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定の電話機を見つけるには、検索条件を入力し、 Find をクリックします。
図 47-3 に示すように、検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
図 47-3 Find and List Phones ウィンドウ
ステップ 3 次のアクションのいずれかを実行します。
• 削除する電話機の横にあるチェックボックスをオンにし、 Delete Selected をクリックする。
• Matching records タイトルバーにあるチェックボックスをオンにし、 Delete Selected をクリックして、ウィンドウ内の電話機をすべて削除する。
• 削除する電話機の名前をリストから選択して、現在の設定値を表示し、 Delete をクリックする。
確認ダイアログが表示されます。
ステップ 4 OK をクリックします。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 「電話機の検索」
• 「電話機の追加」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話機の設定値
表 47-1 では、Phone Configuration ウィンドウ内で使用可能な設定値について説明します。
(注) Product-Specific Configuration セクションには、電話機のメーカーによって指定されたモデル固有のフィールドが含まれています。Cisco CallManager は、これらのフィールドにデフォルト値を動的に取り込みます。
フィールドの説明、およびプロダクト固有の設定項目のヘルプを表示するには、Product Specific Configuration 見出しの右側にある i 情報アイコンをクリックして、ポップアップ ウィンドウにヘルプを表示します。
詳細な情報が必要な場合は、設定を予定している個々の電話機の資料を参照するか、シスコの代理店にお問い合せください。
表 47-1 電話機の設定値
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デバイス情報 |
MAC Address |
Cisco IP Phone(ハードウェア電話機のみ)を識別するメディア アクセス制御(MAC)アドレスを入力する。この値が 12 桁の 16 進文字から構成されていることを確認してください。 MAC アドレスへのアクセス方法については、「電話機の MAC アドレスの表示」を参照してください。 Cisco VG248 Analog Phone Gateway Cisco VG248 ゲートウェイの MAC アドレスは、Cisco CallManager Administration の Gateway Configuration ウィンドウからエンドポイントを指定する。設定については、「ゲートウェイの設定」を参照してください。 Cisco VG248 Analog Phone Gateway には、MAC アドレスが 1 つしかありません。48 個のすべてのポートが、同じ MAC アドレスを共用します。Cisco CallManager には、すべてのデバイスに固有の MAC アドレスが必要です。 Cisco CallManager は、各デバイスの MAC アドレスを次のように変換します。 • MAC アドレスの先頭 2 桁を除去する。 • MAC アドレスを左に 2 桁シフトする。 • MAC アドレスの末尾(番号の右側)に 2 桁のポート番号を追加する。
MAC Address for the Cisco VG248 is 000039A44218
the MAC address for registered port 12 in the Cisco CallManager is 0039A4421812
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Device Name |
ソフトウェア ベースの電話機を識別する名前を入力する。この値には、1 ~15 文字(英数字、ドット、ダッシュ、または下線を含む)を指定できます。Cisco CallManager は、H.323 クライアントと CTI ポートに対してだけ、このフィールドを使用可能にします。 |
Description |
デバイスの目的を指定する。このフィールドには、ユーザ名(たとえば、John Smith)または電話機のロケーション(たとえば、Lobby)を入力できます。 Cisco VG248 ゲートウェイでは、VGC<mac address> でこの記述が開始されます。 |
Device Pool |
この電話機を割り当てるデバイス プールを選択する。デバイス プールでは、地域や日付/時間グループなど一連のデバイスに共通する特性を指定します。 このフィールドで選択される値は、このタイプのデバイスのデフォルト値を上書きします。「デバイス デフォルトの設定」を参照してください。 |
Calling Search Space |
適切なコール検索スペースを選択する。コール検索スペースは、ダイヤルされた番号のルート指定方法を決定するために検索される、パーティションの集合から構成されます。 |
AAR Calling Search Space |
自動代替ルーティング(AAR)の実行時にデバイスが使用するコール検索スペースを選択する。コール検索スペースでは、帯域幅不足によってコールがブロックされないように、収集された(発信)番号をルーティングする方法を決定するために検索されるパーティションの集合を指定します。 |
Media Resource Group List |
適切な Media Resource Group List を選択する。Media Resource Group List は、優先順位順に並べられたメディア リソース グループから構成されます。アプリケーションは、Media Resource Group List で定義された優先順位にしたがって、使用可能なメディア リソースの中から、必要なメディア リソース、たとえば、Music On Hold サーバを選択します。 <none> を選択すると、Cisco CallManager は、デバイス プールに定義されている Media Resource Group を使用します。 詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「メディア リソースの管理」の項を参照してください。 |
User Hold Audio Source |
ユーザが保留操作を開始するときに再生されるオーディオ ソースを指定するには、ドロップダウン矢印をクリックし、表示されるリストからオーディオ ソースを選択する。 オーディオ ソースを選択しない場合、Cisco CallManager は、デバイス プールに定義されているオーディオ ソースを使用します。または、デバイス プールがオーディオ ソース ID を指定していない場合は、システム デフォルトを使用します。
(注) オーディオ ソースの定義は、Music On Hold Audio Source Configuration ウィンドウで行います。このウィンドウにアクセスするには、Service > Music On Hold の順に選択してください。
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Network Hold Audio Source |
ネットワークが保留動作を開始するときに再生されるオーディオ ソースを指定するには、ドロップダウン矢印をクリックし、表示されるリストからオーディオ ソースを選択する。 オーディオ ソースを選択しない場合、Cisco CallManager は、デバイス プールに定義されているオーディオ ソースを使用します。または、デバイス プールがオーディオ ソース ID を指定していない場合は、システム デフォルトを使用します。
(注) オーディオ ソースの定義は、Music On Hold Audio Source Configuration ウィンドウで行います。このウィンドウにアクセスするには、Service > Music On Hold の順に選択してください。
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Location |
この Cisco IP Phone に適切なロケーションを選択する。ロケーションは、このロケーションとの間のコールに使用可能な帯域幅の合計を指定します。ロケーションを None に設定すると、そのロケーションの機能では、この Cisco IP Phone が消費する帯域幅を把握しません。
(注) この電話機で割り込み機能を使用する場合は、ロケーションを None に設定してください。
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User Locale |
ドロップダウン リスト ボックスから、その電話機ユーザ インターフェイスに関連したロケールを選択する。そのユーザ ロケールは、言語とフォントを含んだ、ユーザをサポートする一連の詳細情報を識別します。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7960 および 7940 モデルに対してのみ、このフィールドを使用可能にします。
(注) ユーザ ロケールが指定されない場合、Cisco CallManager はデバイス プールに関連付けられているユーザ ロケールを使用します。
(注) 英語以外の言語で情報を(電話機に)表示することをユーザが要求している場合は、ユーザ ロケールを設定する前に、ロケール インストーラがインストールされていることを確認します。Cisco IP Telephony Locale Installer の資料を参照してください。
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Network Locale |
ドロップダウン リスト ボックスから、その電話に関連したロケールを選択する。ネットワーク ロケールには、特定の地域で電話機が使用するトーンおよび断続周期の定義が含まれています。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7940 モデルと 7960 モデル、および Cisco VGCPhones(Cisco VG248 Gateway を使用する電話機)に対してのみ、このフィールドを使用可能にします。
(注) ネットワーク ロケールが指定されないと、 Cisco CallManager はデバイス プールに関連付けられたネットワーク ロケールを使用します。
(注) 英語以外の言語で情報を(電話機に)表示することをユーザが要求している場合は、ネットワーク ロケールを設定する前に、ロケール インストーラがインストールされていることを確認します。Cisco IP Telephony Locale Installer の資料を参照してください。
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電話機のボタンと拡張モジュール テンプレートの情報 |
Phone Button Template |
適切な電話ボタン テンプレートを選択する。電話ボタン テンプレートは、電話機上のボタンの設定を決定し、各ボタンに使用される機能(回線、短縮ダイヤルなど)を指定します。 このフィールドに入力される値は、このタイプのデバイスのデフォルト値を上書きします。「デバイス デフォルトの設定」を参照してください。 Cisco CallManager は、H.323 クライアントと CTI ポートに対しては、このフィールドを使用不可にします。 |
Expansion Module 1 |
電話機が Cisco IP Phone 7914 Expansion Module に接続される場合、適切なテンプレートを選択する。 |
Expansion Module 2 |
電話機が 2 台目の Cisco IP Phone 7914 Expansion Module に接続される場合、適切なテンプレートを選択する。 |
ソフトキー テンプレート情報 |
Softkey Template |
適切なソフトキー テンプレートを選択する。ソフトキー テンプレートは、Cisco IP Phones 7960 および 7940 におけるソフトキーの設定を決定します。 |
ファームウェア ロード情報(ブランクのままにして、デフォルトを使用) |
Phone Load Name |
Cisco IP Phone 用のカスタム ソフトウェアを入力する。 このフィールドに入力される値は、現在のモデルのデフォルト値を上書きします。詳細については、「デバイス デフォルトの設定」を参照してください。 Cisco CallManager は、H.323 クライアントと CTI ポートに対しては、このフィールドを使用不可にします。 Cisco IP Phone ソフトウェアおよび設定の詳細については、『 Cisco IP Phone Administration Guide for Cisco CallManager 』を参照してください。 |
Module 1 Load Name |
Cisco IP Phone 7914 Expansion Module 用のカスタム ソフトウェアを入力する(該当する場合)。 このフィールドに入力される値は、現在のモデルのデフォルト値を上書きします。 |
Module 2 Load Name |
2 台目の Cisco IP Phone 7914 Expansion Module 用のカスタム ソフトウェアを入力する(該当する場合)。 このフィールドに入力される値は、現在のモデルのデフォルト値を上書きします。 |
Cisco IP Phone:External Data Locations(ブランクのままにして、デフォルトを使用) |
Information |
Information ( i ) ボタンのヘルプ テキストのロケーション(URL)を入力する。デフォルト値を受け入れるには、このフィールドをブランクのままにします。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7960 および 7940 モデルに対してだけ、このフィールドを表示します。 |
Directory |
電話機がディレクトリ番号を取得するサーバを入力する。デフォルト値を受け入れるには、このフィールドをブランクのままにします。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7960 および 7940 モデルに対してだけ、このフィールドを表示します。 |
Messages |
このフィールドはブランクのままにします(このフィールドは、Cisco CallManager には使用されません)。 |
Services |
Cisco IP Phone サービスのロケーション(URL)を入力する。デフォルト値を受け入れるには、このフィールドをブランクのままにします。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7960 および 7940 モデルに対してだけ、このフィールドを表示します。 |
Authentication Server |
電話機の Web サーバに対する要求を検証するために、この電話機が使用する URL を入力する。認証 URL を指定しない場合、認証を必要とする Cisco IP Phone 7960 および 7940 上の拡張機能は、機能を果たしません。 デフォルトでは、この URL は、インストレーション時に設定された Cisco IP Phone User Options ウィンドウにアクセスします。 デフォルト値を受け入れるには、このフィールドをブランクのままにします。 |
Proxy Server |
電話機の HTTP クライアントから、ローカル以外のホスト アドレスにアクセスする HTTP 要求を代理処理するのに使用されるホストとポート(たとえば、proxy.cisco.com:80)を入力する。 電話機が、サービスで URL(たとえば、www.cisco.com)を受信するときに、cisco.com ドメインで設定されていない場合、その電話機は、その URL へのアクセスにプロキシ サーバを使用します。電話機が cisco.com ドメインで設定されている場合、その URL と同じドメイン内にあるので、その電話機は、プロキシを使用せずにその URL にアクセスします。 この URL を設定しない場合、電話機は、URL に直接接続を試みます。 デフォルト値を受け入れるには、このフィールドをブランクのままにします。 |
Idle |
Cisco IP Phone 7960 および Cisco IP Phone 7940 が、Idle Timer フィールドで指定された時間、使用されなかった場合に、この電話機の LCD 上に表示される URL を入力する。たとえば、電話機が 5 分間使用されなかったときに、LCD 上にロゴを表示できます。 デフォルト値を受け入れるには、このフィールドをブランクのままにします。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7960 および 7940 モデルに対してだけ、このフィールドを表示します。 |
Idle Timer (seconds) |
アイドル状態を許容する時間(秒数)を入力する。この時間が経過すると Idle フィールドで指定された URL が表示される。 このフィールドを空白にして、Idle URL Timer enterprise パラメータ値を受け入れます。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7960 および 7940 モデルに対してだけ、このフィールドを表示します。 |
エクステンション モビリティ(デバイス プロファイル)情報 |
Enable Extension Mobility Feature |
この電話機でエクステンション モビリティをサポートする場合は、このチェックボックスをオンにする。 |
Log Out Profile |
ドロップダウン選択ボックスから、オプションを選択する。オプションには、Use Current Device Settings と Select a User Device Profile があります。Select a User Device Profile を選択すると、すでに設定されているユーザ デバイス プロファイルを選択するための設定ウィンドウが表示されます。 |
Log In User ID |
このフィールドは、ユーザがログインするまでブランクのままである。 |
Log In Time |
このフィールドは、ユーザがログインするまでブランクのままである。 |
Log Out Time |
このフィールドは、ユーザがログインおよびログアウトするまでブランクのままである。 |
プロダクト固有の設定 |
Disable Speakerphone |
この電話機のスピーカフォンを無効にする場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
Disable Speakerphone and Headset |
この電話機のスピーカフォンとヘッドセットを無効にする場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
Forwarding Delay |
この電話機で転送遅延を有効にするか無効にするかを選択します。 |
PC Port |
この電話機で PC ポートを有効にするか無効にするかを選択します。 |
Settings Access |
ユーザが電話機の設定値にアクセスできるようにするかどうかを選択します。選択肢には、Enabled と Disabled があります。 |
短縮ダイヤル ボタンの設定
ユーザに短縮ダイヤル ボタンを提供する場合、または短縮ダイヤル ボタンが特定のユーザに割り当てられていない電話機を設定する場合は、Cisco CallManager Administration を使用して、電話機に短縮ダイヤル ボタンを設定します。ユーザは、Cisco IP Phone User Options ウィンドウを使用して、電話機の短縮ダイヤル ボタンを変更できます。
手順
ステップ 1 Phone Configuration ウィンドウから、ウィンドウの上部にある Add/Update Speed Dials リンクをクリックします。
(注) Phone Configuration ウィンドウを表示するには、Device > Phone の順に選択してください。検索条件を入力し、Find をクリックします。短縮ダイヤル ボタンを設定する電話機を選択します。
ステップ 2 適切な設定値を入力します( 表 47-2 を参照)。
ステップ 3 変更内容を適用するには、 Update をクリックします。変更内容を適用した後、ダイアログを閉じるには、 Update and Close をクリックします。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話機のリセット」
• 「電話番号の追加」
• 「電話番号の更新」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機能」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
短縮ダイヤルの設定値
表 47-2 では、短縮ダイヤル ボタンの設定値について説明します。
表 47-2 短縮ダイヤルの設定値
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Speed Dial |
このフィールドは、電話機または Cisco IP Phone 7914 Expansion Module 上の短縮ダイヤル ボタンを指定する(たとえば、1、2、3、または 4)。 |
Number |
ユーザが短縮ダイヤル ボタンを押したときにシステムによってダイヤルされる番号を入力する。 |
Label |
短縮ダイヤル ボタンに対して表示されるテキストを入力する。 Cisco CallManager は、Cisco IP Phone 7910 に対してはこのフィールドを使用不可にします。 Character Set で、Japanese(Hankaku-Katakana)を選択すると、半角カタカナを使用することができます。全角文字を入力すると、”?” 疑問符に変換され正しく表示されません。また半角カタカナの Label は、 Japanese_Japan 以外のユーザ ロケールの電話機では正しく表示されませんので、ご注意ください。 |
Character Set |
短縮ダイヤル ボタンに表示される文字の言語を選択する。 Character Set を変更するとそれまでの入力は消去されます。 |
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話番号の追加」
• 「電話番号の更新」
• 「短縮ダイヤル ボタンの設定」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機能」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
Cisco IP Phone サービスの設定
ユーザは、Cisco IP Phone 7960 および 7940 から情報サービス、たとえば、天気、株価、または自社で利用可能なほかのサービスにアクセスできます。システム管理者は、Cisco CallManager Administration を使用して、電話機で使用可能なサービスをセットアップすることができます。ユーザは、Cisco IP Phone User Options ウィンドウを使用して、サービスを変更できます。Cisco IP Phone User Options ウィンドウについては、『 Cisco IP Phone 7960/7940 ユーザ ガイド 』を参照してください。Cisco CallManager Administration におけるサービス保持の詳細については、「Cisco IP Phone サービスの設定」を参照してください。
サービスへの加入
電話機用の新規サービスに登録する手順は、次のとおりです。
始める前に
Cisco CallManager にサービスを追加してください。詳細については、「Cisco IP Phone サービスの追加」を参照してください。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定の電話機を見つけるには、検索条件を入力し、 Find をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 サービスを追加する電話機を選択します。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 ウィンドウの右上にある Subscribe/Unsubscribe Services リンクをクリックします。
ステップ 5 Select a Service ドロップダウン リスト ボックスから、電話機に追加するサービスを選択します。
ステップ 6 Continue をクリックします。
選択したサービスが、ウィンドウに表示されます。別のサービスを選択する場合は、 Back をクリックし、ステップ 5 を繰り返します。
ステップ 7 Subscribe をクリックします。
サービスが、Your Subscribed Services リストに表示されます。
関連トピック
• 「電話機のリセット」
• 「サービスの更新」
• 「サービスの加入解除」
• 「Cisco IP Phone サービスの追加」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
サービスの更新
サービスを更新する手順は、次のとおりです。必要に応じて、サービス名とサービス パラメータ値を更新できます。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定の電話機を見つけるには、検索条件を入力し、 Find をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 サービスを更新する電話機を選択します。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 ウィンドウの右上隅にある Update Services リンクをクリックします。
ステップ 5 Your Subscribed Services リストから、サービスを選択します。
ステップ 6 該当するパラメータを更新し、 Update をクリックします。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話機のリセット」
• 「サービスの加入解除」
• 「Cisco IP Phone サービスの追加」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
サービスの加入解除
サービスの登録を解除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 電話機を特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 サービスを削除する電話機を選択します。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 ウィンドウの右上にある Subscribe/Unsubscribe Services リンクをクリックします。
ステップ 5 Your Subscribed Services リストから、サービスを選択します。
ステップ 6 Unsubscribe をクリックします。
サービスの加入を解除するかどうかを確認する、警告メッセージが表示されます。
ステップ 7 登録を解除するには、 OK をクリックします。元の設定値に戻すには、 Cancel をクリックします。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話機のリセット」
• 「サービスへの加入」
• 「Cisco IP Phone サービスの追加」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話機の検索
ネットワーク内には多数の Cisco IP Phone があります。Cisco CallManager を使用すると、指定した基準に基づいて電話機を検索できます。Cisco CallManager データベース内で、特定の Cisco IP Phone を検索する手順は、次のとおりです。
(注) Cisco VG248 Gateway は、電話機の検索では表示されません。Cisco CallManager Administration の Find and List Phones ウィンドウから Cisco VG248 Analog Phone ポートを検索できます。Cisco VG248 Gateway の設定情報については、「ゲートウェイの設定」を参照してください。
ヒント 検索の制限方法については、『Cisco CallManager システム ガイド』の「電話機の検索」の項を参照してください。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 電話機を特定するのに使用するフィールドを選択します。
(注) データベースに登録されている電話機をすべて検索するには、フィールドのリストから Device Name を選択し、パターンのリストから「is not empty」を選択します。次に、Find をクリックしてください。
ステップ 3 テキスト検索に該当する検索パターンを選択します。テキスト検索を実行しない場合は、「is empty」を選択します。
ステップ 4 Find フィールドに、検索テキスト(ある場合)を入力します。
ステップ 5 ステップ 2 でコール検索スペースまたはデバイス プールを選択した場合は、データベース内で使用可能なオプションが表示されます。 Find ボタンの下にあるドロップダウン リスト ボックスから、これらのオプションのいずれかを選択できます。
ステップ 6 Find をクリックします。
基準と一致するデバイスのリストが表示されます。ステップ 2 で選択したフィールドによって、リスト内のデバイスをソートする方法が決まります。
このウィンドウは、このウィンドウ内のデバイスとウィンドウの合計数もリストします。
ステップ 7 検出されたデバイスの次のセットを表示するには、 Next をクリックします。
(注) 該当する電話機の横にあるチェックボックスをオンにして、Delete Selected をクリックすると、Find and List Phones ウィンドウから複数の電話機を削除できます。また、Reset Selected をクリックすると、複数の電話機をリセットできます。Matching records タイトルバーにあるチェックボックスをオンにすると、ウィンドウ内の電話機をすべて選択できます。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話番号の設定
Cisco CallManager を使用すると、特定の電話機に割り当てる電話番号の設定および変更ができます。ここでは、電話番号の追加、削除および更新について説明します。
Cisco CallManager Administration のこの区域を使用して、電話番号の追加または削除タスク、および自動転送、コール ピックアップ、コール ウェイティングの設定タスクを実行します。また、回線からコールするときに着信側の電話機上に表示されるテキストの設定、および回線上の呼び出し音を使用不可にするなどのタスクも実行します。
関連トピック
• 「電話番号の追加」
• 「電話番号の削除」
• 「電話番号の更新」
• 「電話番号の設定値」
電話番号の追加
特定の電話機に電話番号を追加する手順は、次のとおりです。電話番号を追加すると同時に、コール待機、コール転送、およびコール ピックアップという電話機能を設定できます。
始める前に
電話番号を追加する場合は、事前に Cisco CallManager に Cisco IP Phone を追加する必要があります。詳細については、「電話機の追加」を参照してください。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 電話機を特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 電話番号を追加する先のデバイス名をクリックします。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 Directory Numbers リストで、割り当てられていない回線(Line 1、Line 2 など)をクリックします。
Configure a Directory Number ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 適切な設定値を入力します( 表 47-3 を参照)。
ステップ 6 Insert をクリックします。
電話番号がデータベースに追加されたことを知らせるメッセージが表示されます。
ステップ 7 Phone Configuration ウィンドウを表示するには、 OK をクリックします。Directory Number Configuration ウィンドウに戻るには、 Cancel をクリックします。
ステップ 8 変更内容を有効するために、 Restart Devices をクリックします。
再起動するデバイスの数を示すメッセージが表示されます。
ステップ 9 OK をクリックして、デバイスを再起動します。または、この再起動プロセスを取り消すには、 Cancel をクリックします。
(注) デバイスは、速やかに再起動します。この再起動プロセス中に、ゲートウェイ上のコールがシステムによって終了される場合があります。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話機の検索」
• 「電話機の追加」
• 「電話番号の削除」
• 「電話番号の更新」
• 「電話番号の設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機能」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話番号の更新
特定の電話機に割り当てられた電話番号を更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 電話機を特定するための検索条件を入力します。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 更新する電話機の名前をクリックします。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 Directory Numbers リストから、更新する回線をクリックします。
Directory Number Configuration ウィンドウが表示されます。
(注) ご使用の電話機が Cisco IP Phone 7914 Expansion Module を使用している場合、Directory Numbers リストには、その電話機および Cisco IP Phone 7914 Expansion Module 用の回線が表示されます。
ステップ 5 該当する設定値を更新します(表 47-3 を参照)。
ステップ 6 Update をクリックします。
ステップ 7 変更内容を有効するために、 Restart Devices をクリックします。
再起動するデバイスの数を示すメッセージが表示されます。
ステップ 8 デバイスを再起動するには、 OK をクリックします。この再起動プロセスを取り消すには、 Cancel をクリックします。
(注) デバイスは、速やかに再起動します。この再起動プロセス中に、ゲートウェイ上のコールが Cisco CallManager によって終了される場合があります。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 「電話機の検索」
• 「電話機の追加」
• 「電話番号の追加」
• 「電話番号の削除」
• 「電話番号の設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機能」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話番号の削除
特定の電話機から電話番号を削除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Device > Phone の順に選択します。
Find and List Phones ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 電話機を特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 削除する電話番号を含むデバイス名を選択します。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 Directory Numbers リストから、削除する回線を選択します。
Directory Number Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 Delete をクリックします。
その回線を削除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
ステップ 6 OK をクリックします。
Phone Configuration ウィンドウが表示されます(その回線は削除されています)。
ステップ 7 電話機をリセットまたは再起動し、新しい設定値を適用するために、 Reset Phone をクリックします。
電話機を再起動すると、電話機は、シャットダウンせずに Cisco CallManager に再登録されます。電話機をリセットすると、電話機は、いったんシャットダウンした後、再度立ち上がります(電話機の完全なシャットダウンと再初期化が実行されます)。
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「電話機の検索」
• 「電話番号の追加」
• 「電話番号の更新」
• 「電話機のリセット」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」
電話番号の設定値
表 47-3 では、Directory Number Configuration ウィンドウ内で使用可能なフィールドについて説明します。
表 47-3 電話番号の設定値
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Directory Number |
Directory Number |
ダイヤル可能な電話番号を入力する。この値には、数字とルート パターンのワイルドカード、および特殊文字((.)と(@)を除く)を指定できます。入力する電話番号が、複数のパーティションに表示される場合があります。 電話番号の隣にある Shared Line は、その電話番号が、同一パーティションの複数のデバイスに表示されることを意味します。詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話番号」を参照してください。 |
Partition |
この電話番号が属するパーティションを選択する。Directory Number フィールドに入力する電話番号が、選択したパーティション内で固有のものであることを確認してください。電話番号へのアクセスを制限しない場合は、パーティションに <None> を選択する。 パーティションの数が 250 より多い場合は、ドロップダウン リスト ボックスの横に省略記号( ... )ボタンが表示されます。 ... ボタンをクリックすると、Select Partition ウィンドウが表示されます。 List items where Name contains フィールドにパーティション名の一部を入力します。 Select item to use ボックスに表示されるパーティションのリストで希望するパーティション名をクリックし、 OK をクリックします。 |
Directory Number Settings |
Voice Mail Profile |
Voice Mail Profile Configuration に定義されているボイスメール プロファイルのリストから選択する。 最初のオプションは、 <None> で、Voice Mail Profile Configuration で設定された現在のデフォルト ボイスメール プロファイルです。 |
Calling Search Space |
適切なコール検索スペースを選択する。コール検索スペースは、この電話番号からコールされる番号を見つけるために検索されるパーティションの集合から構成されます。選択された値は、この電話番号を使用しているデバイスすべてに適用されます。
(注) このフィールドに変更を加えると、Call Pickup Group フィールドにリストされている番号が更新されます。
コール検索スペースは、Forward All、Forward Busy、Forward No Answer、および Forward on Failure の電話番号に対して設定できます。選択された値は、この電話番号を使用しているデバイスすべてに適用されます。 Forward All Calling Search Space フィールドを <none> に設定すると、ユーザが Cisco IP Phone User Options ウィンドウ、または電話機の CFwdAll ソフトキーを使用してコールを転送したときに、Cisco CallManager が回線と電話機のコール検索スペースを使用します。ユーザが電話機上でコールを転送するのを制限したい場合は、Forward All Calling Search Space フィールドから、限定的なコール検索スペースを選択する必要があります。たとえば、次のとおりです。 2 つのコール検索スペース、Building および PSTN があります。Building コール検索スペースは、建物内でのコールをユーザに許可します。PSTN コール検索スペースは、建物内と建物外のコールをユーザに許可します。電話機を PSTN コール検索スペースに割り当て、電話機上の回線を Building コール検索スペースに割り当てます。Call Forward All コール検索スペースを <none> に設定する場合、Cisco CallManager は、PSTN または Building コール検索スペース内の任意の番号にコールを転送できます。ユーザが建物外の番号にコールを転送できないようにするには、Call Forward All コール検索スペースを Building に設定します。 |
AAR Group |
このデバイスの自動代替ルーティング(AAR)グループを選択する。AAR グループは、帯域幅不足のためにコールがブロックされないように、コールをルーティングするための接頭数字を提供します。AAR グループ設定を None にすると、ブロックされたコールの再ルーティングは行われません。 |
User Hold Audio Source |
ユーザが保留操作を開始したときに再生されるオーディオ ソースを選択する。 |
Network Hold Audio Source |
ネットワークが保留操作を開始したときに再生されるオーディオ ソースを選択する。 |
Call Waiting |
適切なコール ウェイティング設定値を選択する。このフィールドは、回線が使用中のとき、この電話番号がコール ウェイティングを使用する(On)か、使用中信号で応答する(Off)か、システム全体のデフォルト設定値を使用する(Default)かを指定します。 選択された値は、この電話番号を使用しているデバイスすべてに適用されます。 |
Auto Answer |
次のいずれかを選択し、この電話番号の Auto Answer 機能をアクティブにする。 • Auto Answer Off <デフォルト> • ヘッドセットでの Auto Answer • スピーカフォンでの Auto Answer(Intercom)
(注) ヘッドセットでの Auto Answer またはスピーカフォンでの Auto Answer を選択する場合は、ヘッドセットまたはスピーカフォンが使用可能であることを確認します。
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Call Forward and Pickup Settings |
Forward All |
Voice Mail:Voice Mail Profile Configuration ウィンドウ内の設定値を使用する場合は、このチェックボックスをオンにする。
(注) このチェックボックスがオンになっていると、Destination ボックスに電話番号を入力することも、Calling Search Space を選択することもできません。
Destination:この設定値は、すべてのコールの転送先となる電話番号を示す。 外部宛先を含む、ダイヤル可能な任意の電話番号を使用してください。 Calling Search Space:この設定値は、この電話番号を使用しているデバイスすべてに適用される。 |
Forward Busy |
Voice Mail:Voice Mail Profile Configuration ウィンドウ内の設定値を使用する場合は、このチェックボックスをオンにする。
(注) このチェックボックスがオンになっていると、Destination ボックスに電話番号を入力することも、Calling Search Space を選択することもできません。
Destination:外部宛先を含む、ダイヤル可能な電話番号をすべて使用する。 Calling Search Space:この設定値は、この電話番号を使用しているデバイスすべてに適用される。 |
Forward No Answer |
Voice Mail:Voice Mail Profile Configuration ウィンドウ内の設定値を使用する場合は、このチェックボックスをオンにする。
(注) このボックスがオンになっていると、Destination ボックスに電話番号を入力することも、Calling Search Space を選択することもできません。
Destination:この設定値は、コールに応答がないときに、そのコールの転送先となる電話番号を示す。 外部宛先を含む、ダイヤル可能な任意の電話番号を使用してください。 Calling Search Space:この設定値は、この電話番号を使用しているデバイスすべてに適用される。 |
Call Pickup Group |
(指定されたパーティション内で)この電話番号へのコールに応答するために、ダイヤル可能な番号を選択する。 |
Line Settings for This Device |
Display (Internal Caller ID) |
着側に表示されるテキスト。このフィールドをブランクのままにすると、内線番号が表示されます。 最長 30 文字の英数字を使用してください。Character Set で、Japanese(Hankaku-Katakana)を選択すると、半角カタカナを使用することができます。全角文字を入力すると、”?” 疑問符に変換され正しく表示されません。また、半角カタカナの Display(Internal Caller ID)は、着側の電話機のユーザ ロケールが Japanese_Japan 以外の場合には、正しく表示されませんので、ご注意ください。一般に、ユーザの名前または電話番号を使用します。 右側のチェックボックスをオンにし、 Propagate selected ボタンをクリックしない限り設定は、現在のデバイスのみに適用されます。(右側にあるチェックボックス表示は、この電話番号を他のデバイスが共有しているときにのみ表示される。) |
Line Text Label |
このフィールドは、回線の表示に電話番号を示さないようにする場合に限り使用する。回線/電話機の組み合わせに対し電話番号を識別するテキストを入力します。 Character Set で、Japanese(Hankaku-Katakana)を選択すると、英数字の他に半角カタカナを使用することができます。全角文字を入力すると、”?” 疑問符に変換され正しく表示されません。また、半角カタカナの Line Text Label は、電話機のユーザ ロケールが Japanese_Japan 以外の場合には、正しく表示されませんので、ご注意ください。 複数のディレクトリ番号をモニタする秘書/アシスタントがディレクトリを識別できるように、所属長の氏名、部門名、または他の適切な情報の入力をお薦めします。 右側のチェックボックスをオンにし、 Propagate selected ボタンをクリックしない限り設定は、現在のデバイスのみに適用されます。(右側にあるチェックボックス表示は、この電話番号を他のデバイスが共有しているときにのみ表示される。) |
External Phone Number Mask |
この回線からのコールの発信時に発信者番号情報の送信に使用される電話番号(またはマスク)を指定する。 最長 30 桁の数字および「X」文字を入力できます。X は、電話番号を表し、パターンの末尾に指定されなければなりません。たとえば、マスクを 972813XXXX に指定する場合、内線番号 1234 からの外部コールには、発信者番号が 9728131234 と表示されます。 右側のチェックボックスをオンにし、 Propagate selected ボタンをクリックしない限り設定は、現在のデバイスのみに適用されます。(右側にあるチェックボックス表示は、この電話番号を他のデバイスが共有しているときにのみ表示される。) |
Message Waiting Lamp Policy |
このフィールドでは、ハンドセット ランプの点灯に関するポリシーを設定する。次のいずれかのオプションを選択します。 • Use System Policy(電話番号は、“Message Waiting Lamp Policy” 設定のサービス パラメータを参照する。) • Always Light • Never Light 右側のチェックボックスをオンにし、 Propagate selected ボタンをクリックしない限り設定は、現在のデバイスのみに適用されます。(右側にあるチェックボックス表示は、この電話番号を他のデバイスが共有しているときにのみ表示される。) |
Ring Setting When Idle |
このフィールドでは、着信コールが受信され、そのデバイスにそれ以外のアクティブなコールがない場合に、回線の表示に対するリング設定値を設定する。次のいずれかのオプションを選択します。 • Use system default • Disable • Flash only • Ring once • Ring |
Ring Setting When Active |
ドロップダウン リスト ボックスから、この電話機で別回線に別のアクティブなコールがある場合に使用するリング設定を選択する。次のいずれかのオプションを選択します。 • Use system default • Disable • Flash only • Ring once • Ring |
Character Set |
Line Text Label と Display(CallerID)を表示する言語を選択する。 Character Set を変更するとそれまでの入力は消去されます。 |
関連トピック
• 「Cisco IP Phone の設定」
• 「ゲートウェイの設定」
• 「電話機のリセット」
• 「電話番号の追加」
• 「電話番号の更新」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「 Cisco IP Phones 」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機能」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機設定チェックリスト」