Cisco Unity Connection 8.6(2) 以降での SpeechView 音声テキスト変換の概要
送信者がボイスメールを SpeechView ユーザに送信すると、受信されたボイス メッセージは、音声テキスト変換のために Nuance に送信されます。音声テキスト変換されたボイス メッセージが Cisco Unity Connection に戻されます。ただし、音声テキスト変換で不具合が発生すると、Nuance から Connection にエラー コードが送られます。
Cisco Unity Connection Administration インターフェイスには、Nuance から送信される可能性のある 5 つのデフォルトのエラー コードが表示されます。既存のエラー コードと関連する説明の変更/削除ができるのは、管理者だけです。管理者にはエラー コードを新たに追加する権限もあります。新しいエラー コードが Nuance から送信されるたびに、管理者は新しい Nuance サーバ コードと適切な説明を追加する必要があります。
次の点に注意してください。
• エラー コードとその説明は、デフォルトのシステム言語で記述されている必要があります。
• エラー コードのプロビジョニングが行われていない場合は、Nuance から受け取ったエラー コードが表示されます。
Cisco Unity Connection でのデフォルトの音声テキスト変換エラー コード
Cisco Unity Connection Administration ページの [ユニファイド メッセージング(Unified Messaging)] > [SpeechView 文字変換(SpeechView Transcription)] で、[エラー コード(Error Codes)] を選択すると、[文字変換エラー コードの検索(Search Transcription Error Codes)] ページにデフォルトのエラー コードが表示されます。次のデフォルトのエラー コードが Nuance から SpeechView ユーザに送信されます。 表 33-1 に、Cisco Unity Connection Administration インターフェイスでのデフォルトのエラー コードを示します。
表 33-1 デフォルトのエラー コード
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Fault |
登録に失敗しました Connection が Nuance に登録しようとして失敗した場合に発生します。 |
Inaudible |
システムがメッセージの音声テキスト変換を行うことができませんでした SpeechView ユーザから送信されたボイスメールが、Nuance サイトで聞き取りにくい場合に発生します。 |
Rejected |
システムがメッセージの音声テキスト変換を行うことができませんでした Nuance サーバが SpeechView ユーザから送信されたボイスメールを変換できない場合に発生します。 |
Time-out |
音声テキスト変換要求がタイムアウトになりました Nuance からの応答がタイムアウトになった場合は常に発生します。 |
Unconverted |
システムの設定上の問題により、音声テキスト変換に失敗しました。メッセージを聞くにはボイスメールを呼び出してください 会話要求に複数のオーディオ ファイルが添付されている場合、Nuance はそのメッセージを拒否します。 |
(注) 上記の表の太字部分は、ユーザに表示されるデフォルトのエラー コードの説明です。
Cisco Unity Connection での新規音声テキスト変換エラー コードの追加
音声テキスト変換エラー コードを新たに追加する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[ユニファイド メッセージング(Unified Messaging)] > [SpeechView 文字変換(SpeechView Transcription)] の順に展開し、[エラー コード(Error Codes)] を選択します。
ステップ 2 [文字変換エラー コードの検索(Search Transcription Error Codes)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
ステップ 3 [新規文字変換エラー コード(New Transcription Error Code)] ページにエラー コードとエラー コードの説明を入力して、新規エラー コードを作成します。
(注) *(アスタリスク)マークの付いたフィールドは必須です。
ステップ 4 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 5 [新規文字変換エラー コード(New Transcription Error Code)] ページで既存のサーバ コードを検索して保存するには、[文字変換エラー コード(Transcription Error Code)] メニューを選択します。
ステップ 6 保存する前に新規エラー コードの値を消去するには、[リセット(Reset)] メニューを選択します。
関連項目
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Cisco Unity Connection での音声テキスト変換エラー コードの変更
既存の音声テキスト変換エラー コードを変更する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[ユニファイド メッセージング(Unified Messaging)] > [SpeechView 文字変換(SpeechView Transcription)] の順に展開し、[エラー コード(Error Codes)] を選択します。
ステップ 2 [新規文字変換エラー コード(New Transcription Error Code)] ページで、変更するエラー コードの表示名を選択します。
(注) 変更するエラー コードが検索結果テーブルに表示されていない場合は、ページ上部の検索フィールドで適切なパラメータを設定し、[検索(Find)] を選択します。
ステップ 3 [文字変換エラー コード(Fault)の編集(Edit Transcription Error Code (Fault))]ページで、エラー コードまたはエラー コードの説明を必要に応じて選択します。
ステップ 4 [文字変換エラー コード(Fault)の編集(Edit Transcription Error Code (Fault))]ページで設定の変更が終了したら、[保存(Save)] を選択します。
ステップ 5 次の既存のエラー コードに移動するには、[次へ(Next)] を選択します。
ステップ 6 前の既存のエラー コードに移動するには、[戻る(Previous)] を選択します。
ステップ 7 [Nuance サーバ コード(Fault)(Nuance Server Code (Fault))] ページに新規エラー コードを追加するには、[文字変換エラー コード(Transcription Error Code)] メニューを選択し、[新規文字変換エラー コード(New Transcription Error Code)] を選択します。
ステップ 8 既存のエラー コードを削除するには、[削除(Delete)] を選択するか、[Nuance サーバ コード(Nuance Server Code)] メニューを選択して [文字変換エラー コードの削除(Delete Transcription Error Code)] を選択します。
関連項目
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Cisco Unity Connection での音声テキスト変換エラー コードの削除
既存の音声テキスト変換エラー コードを削除する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[ユニファイド メッセージング(Unified Messaging)] > [SpeechView 文字変換(SpeechView Transcription)] の順に展開し、[エラー コード(Error Code)] を選択します。
ステップ 2 [文字変換エラー コードの検索(Search Transcription Error Codes)] ページで、削除するスケジュールの表示名の横にあるチェックボックスをオンにします。
(注) 削除するエラー コードが検索結果テーブルに表示されていない場合は、ページ上部の検索フィールドで適切なパラメータを設定し、[検索(Find)] を選択します。
ステップ 3 [選択項目の削除(Delete Selected)] を選択します。
ステップ 4 削除の確認を求めるダイアログボックスで、[OK] を選択します。
関連項目
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Cisco Unity Connection での音声テキスト変換エラー コードの検索
音声テキスト変換エラー コードを検索する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[ユニファイド メッセージング(Unified Messaging)] > [SpeechView 文字変換(SpeechView Transcription)] の順に展開し、[エラー コード(Error Codes)] を選択します。
ステップ 2 [Nuance サーバ コードの検索(Search Nuance Server Codes)] ページで、ドロップダウンリストから [エラー コード(Error Codes)] または [エラー コードの説明(Error Code Desc)] を選択します。
ステップ 3 テキスト ボックスにエラー コードかエラー コードの説明を入力します。
ステップ 4 [検索(Find)] を選択します。
関連項目