Cisco Unity Connection 8.0 での予定表と連絡先の統合のための Exchange 2003 の設定
所定の手順を実行します。
Cisco Unity Connection 8.0 での Exchange 2003 の予定表と連絡先の統合のために特権サービス アカウントを作成する方法
ステップ 1 ドメイン コントローラで、[Active Directory ユーザーとコンピュータ(Active Directory Users and Computers)] を開きます。
ステップ 2 [ユーザ(Users)] を右クリックし、[新規(New)] > [ユーザ(Users)] を選択します。
ステップ 3 エイリアス cucsvc でドメイン ユーザ アカウントを作成します。
(注) このユーザに対してメールボックスを作成する必要はありません。
ステップ 4 Exchange サーバで、Windows の [スタート(Start)] メニューから [プログラム(Programs)] > [Microsoft Exchange] > [システム マネージャ(System Manager)] を選択します。
ステップ 5 [サーバ(Servers)] でサーバ名を選択し、[プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 6 [プロパティ(Properties)] ダイアログボックスで、[セキュリティ(Security)] タブを選択します。
ステップ 7 [追加(Add)] を選択して、ストアに対する権限を持つアカウントのリストに cucsvc (ステップ 3 で作成したドメインアカウントのエイリアス)を追加します。
ステップ 8 [名前確認(Check Names)] を選択します。
ステップ 9 [OK] を選択します。
ステップ 10 リストで、 cucsvc (ステップ 3で作成したドメイン アカウントのエイリアス)を選択します。
ステップ 11 情報ストアの受信、送信、および管理を許可するために、ドメイン アカウント エイリアスに権限を設定します。その他すべての権限を無効にします。
ステップ 12 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[OK] を選択します。
Exchange 2003 サーバへのアクセスに SSL を使用しない場合は、「Cisco Unity Connection 8.0 での予定表と連絡先統合のための Exchange 2003 への基本アクセスを設定する方法(SSL なし)」を実行します。
Exchange 2003 サーバへのアクセスに SSL を使用する場合は、「Cisco Unity Connection 8.0 での予定表と連絡先の統合のための Exchange 2003 へのセキュア アクセスを設定する方法(SSL 使用)」を実行します。
Cisco Unity Connection 8.0 での予定表と連絡先統合のための Exchange 2003 への基本アクセスを設定する方法(SSL なし)
ステップ 1 ドメイン コントローラで、[Active Directory ユーザーとコンピュータ(Active Directory Users and Computers)] を選択します。
ステップ 2 [ユーザ(Users)] で、Connection からアクセスする予定表があるすべてのユーザ アカウントを選択します。
ステップ 3 選択されたユーザを右クリックし、[Exchange タスク(Exchange Tasks)] を選択します。
ステップ 4 [Exchange タスク(Exchange Tasks)] ダイアログボックスで、[Exchange の機能の構成(Configure Exchange Features)] を選択します。
ステップ 5 [プロトコル(Protocols)] で、[Outlook Web Access] を選択します。
ステップ 6 [有効(Enable)] アイコンを選択します。
ステップ 7 [次へ(Next)] を選択します。
ステップ 8 [終了(Finish)] を選択します。
ステップ 9 Exchange サーバで [Exchange システム マネージャ(Exchange System Manager)] アプリケーションを開きます。
ステップ 10 [サーバ(Servers)] > [<server name>] > [プロトコル(Protocols)] > [HTTP] > [Exchange 仮想サーバ(Exchange Virtual Server)] を選択します。
ステップ 11 [設定(Settings)] タブを選択します。
ステップ 12 [フォーム ベース認証を有効にする(Enable Forms Based Authentication)] チェックボックスがオンされていないことを確認します。
ステップ 13 [OK] を選択します。
ステップ 14 [サーバ(Servers)] > [<server name>] > [プロトコル(Protocols)] > [HTTP] > [Exchange 仮想サーバ(Exchange Virtual Server)] > [Exchange] を選択します。
ステップ 15 [Exchange] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 16 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[アクセス(Access)] タブを選択します。
ステップ 17 次のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
• 読み取り(Read)
• 書き込み(Write)
• ディレクトリの参照(Directory Browsing)
ステップ 18 [認証(Authentication)] を選択します。
ステップ 19 次の 1 つ以上のオプションが有効になっていることを確認します。
• 基本認証(Basic)
• ダイジェスト(Digest)
• 統合 Windows 認証(Integrated Windows Authentication)
ステップ 20 [OK] を選択します。
ステップ 21 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[OK] を選択します。
ステップ 22 [IIS マネージャ(IIS Manager)] アプリケーションを開きます。
ステップ 23 [IIS] > [<server name>] > [Web サイト(Web Sites)] > [既定の Web サイト(Default Web Site)] を選択します。
ステップ 24 [既定の Web サイト(Default Web Site)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 25 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[ディレクトリ セキュリティ(Directory Security)] タブを選択します。
ステップ 26 [認証とアクセス制御(Authentication and Access Control)] で、[編集(Edit)] を選択します。
ステップ 27 有効にした認証方式が、ステップ 19 で有効にした方式と一致していることを確認します。
ステップ 28 [OK] を選択します。
ステップ 29 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[OK] を選択します。
Cisco Unity Connection 8.0 での予定表と連絡先の統合のための Exchange 2003 へのセキュア アクセスを設定する方法(SSL 使用)
ステップ 1 Exchange サーバで、[IIS マネージャ(IIS Manager)] アプリケーションを開きます。
ステップ 2 [IIS] > [Web サイト(Web Sites)] > [既定の Web サイト(Default Web Site)] を選択します。
ステップ 3 [既定の Web サイト(Default Web Site)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 4 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[ディレクトリ セキュリティ(Directory Security)] タブを選択します。
ステップ 5 [セキュアな通信(Secure Communications)] の [サーバ証明書(Server Certificate)] を選択します。
ステップ 6 [次へ(Next)] を選択します。
ステップ 7 [新しい証明書の作成(Create a New Certificate)] を選択します。
(注) このオプションが利用できない場合は、既存の証明書を削除し、このステップを再び実行する必要があります。
ステップ 8 [証明書の要求を作成して後で送信する(Prepare the Request Now, But Send It Later)] を選択します。
ステップ 9 ウィザードのプロンプトに従って、組織に関する情報を入力します。
注意 Exchange サーバ証明書の「共通名」は、その Exchange サーバの IP アドレスまたは完全修飾 DNS 名(推奨)にする必要があります。それ以外を指定した場合は、予定表と連絡先の統合が正常に機能しないことがあります。
ステップ 10 証明書の署名要求(CSR)をファイルとして保存します。
ステップ 11 CSR ファイルを認証局(CA)に送信します。CA は新しい証明書を生成して返送します。
(注) CA パブリック ルート証明書のコピー、またはパブリック ルート証明書チェーンが必要です。この証明書は、Exchange 2003 サーバを信頼するよう Connection を設定するために必要です。
ステップ 12 [IIS マネージャ(IIS Manager)] アプリケーションに戻ります。
ステップ 13 [IIS] > [Web サイト(Web Sites)] > [既定の Web サイト(Default Web Site)] を選択します。
ステップ 14 [既定の Web サイト(Default Web Site)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 15 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[ディレクトリ セキュリティ(Directory Security)] タブを選択します。
ステップ 16 [セキュアな通信(Secure Communications)] の [サーバ証明書(Server Certificate)] を選択します。
ステップ 17 [次へ(Next)] を選択します。
ステップ 18 [保留中の要求を処理し、証明書をインストールする(Process the Pending Request and Install the Certificate)] を選択し、[次へ(Next)] を選択します。
ステップ 19 ローカル ファイル システムを参照し、CA が送信した新しい証明書を選択します。
ステップ 20 [次へ(Next)] を選択します。
ステップ 21 証明書の情報が有効なことを確認し、[次へ(Next)] を選択します。
ステップ 22 [終了(Finish)] を選択します。
ステップ 23 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[OK] を選択します。
ステップ 24 [IIS マネージャ(IIS Manager)] アプリケーションに戻ります。
ステップ 25 [IIS] > [<server name>] > [Web サイト(Web Sites)] > [既定の Web サイト(Default Web Site)] を選択します。
ステップ 26 [既定の Web サイト(Default Web Site)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 27 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[ディレクトリ セキュリティ(Directory Security)] タブを選択します。
ステップ 28 [セキュリティで保護された通信(Secure Communications)] で、[編集(Edit)] を選択します。
ステップ 29 [セキュリティで保護されたチャネルを要求(Require Secure Channel)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 30 [OK] を選択します。
ステップ 31 [プロパティ(Properties)] ダイアログ ボックスで、[OK] を選択します。
Exchange 2003 の予定表と連絡先統合のための Cisco Unity Connection 8.0 の設定
次の手順を実行します。
Exchange 2003 の予定表と連絡先統合のために Cisco Unity Connection 8.0 を設定する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで [システム設定(System Settings)] を展開し、[外部サービス(External Services)] を選択します。
ステップ 2 [外部サービスの検索(Search External Services)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
ステップ 3 [外部サービスの新規作成(New External Service)] ページの [タイプ(Type)] リストで、[Exchange 2003 外部サービス テンプレート(Exchange 2003 External Service Template)] を選択します。
ステップ 4 [有効(Enabled)] チェックボックスをオンにして、外部サービスを有効にします。
このチェックボックスがオンされていない場合、Exchange 2003 との統合は無効になります。
ステップ 5 [表示名(Display Name)] フィールドに、わかりやすい名前を入力します。
ステップ 6 [サーバ(Server)] フィールドに、Exchange 2003 サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
ステップ 7 [認証モード(Authentication Mode)] フィールドで、Exchange サーバによって使用される認証モードと一致するよう、適切な設定を選択します。
ステップ 8 [セキュリティ トランスポート(Security Transport)] フィールドで、適切な設定を選択します。
• [なし(None)]:Connection は Exchange 2003 サーバとのセキュアな接続を使用しません。
• [SSL]:Connection は Exchange 2003 サーバとの SSL 接続を使用します。
ステップ 9 [SSL] を選択し、Connection で Exchange 2003 サーバ証明書を検証する場合は、[サーバ証明書を確認する(Validate Server Certificate)] チェックボックスをオンにします。
自己署名証明書は検証できません。[SSL] を選択し、自己署名証明書を使用している場合は [サーバ証明書を確認する(Validate Server Certificate)] チェックボックスをオンにしないでください。Connection が Exchange にアクセスできなくなります。
注意 サーバ証明書のサブジェクト行またはサーバ証明書の subjectAltName:dnsname フィールドの CN 値が、[サーバ(Server)] フィールドの設定と一致している必要があります。そうしないと、サーバ証明書の検証に失敗します。
サーバ証明書に署名した認証局のルート証明書またはルート証明書チェーンに含まれるすべての証明書は、Connection-trust の証明書として Cisco Unified Operating System Administration にインストールする必要があります。そうしないと、サーバ証明書の検証に失敗します。
ステップ 10 [エイリアス(Alias)] フィールドに、Connection が Exchange 2003 サーバにサインインするために使用する特権サービス アカウントの Windows ドメインとエイリアスを入力します(たとえば、「domain¥alias」と入力します)。
この設定は、Exchange 2003 で設定した特権サービス アカウントのユーザ ID と一致している必要があります。
ステップ 11 [パスワード(Password)] フィールドに、Connection が Exchange 2003 サーバにサインインするために使用する特権サービス アカウントのパスワードを入力します。
この設定は、Exchange 2003 で設定した特権サービス アカウントのユーザ パスワードと一致している必要があります。
ステップ 12 [サービス機能(Service Capabilities)] で、[予定表および個人連絡先へのユーザ アクセス(User Access to Calendar and Personal Contacts)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 13 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 14 Exchange 2003 との統合を確認するには、[テスト(Test)] を選択します。[タスクの実行結果(Task Execution Results)] ウィンドウにテスト結果が表示されます。
テストの一部で失敗した場合は、Exchange 2003 と Cisco Unity Connection の設定を確認してください。
Cisco Unity Connection 8.0 での Exchange 2003 の予定表と連絡先の統合のためのユーザ設定
次の手順を実行します。
(注) 設定する各 Connection ユーザごとに、Exchange 2003 にメールボックスが必要で、Active Directory にユーザが必要です。
Cisco Unity Connection 8.0 での Exchange 2003 の予定表と連絡先統合のためにユーザを設定する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[ユーザ(Users)] を展開し、[ユーザ(Users)] を選択します。
ステップ 2 [ユーザの検索(Search Users)] ページで、ユーザのエイリアスを選択します。
(注) ユーザ エイリアスが検索結果テーブルに表示されない場合は、ページ上部の検索フィールドに適切なパラメータを設定し、[検索(Search)] を選択します。
ステップ 3 [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)] ページの [編集(Edit)] メニューで、[外部サービスのアカウント(External Service Accounts)] を選択します。
ステップ 4 [外部サービスのアカウント(External Service Accounts)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
ステップ 5 [外部サービスのアカウントの新規作成(New External Service Accounts)] ページの [外部サービス(External Service)] フィールドで、「Exchange 2003 の予定表と連絡先統合のために Cisco Unity Connection 8.0 を設定する方法」で入力した表示名を選択します。
ステップ 6 [電子メール アドレス(Email Address)] フィールドに、ユーザの Active Directory 内のプライマリ SMTP アドレスを入力します。
ステップ 7 [サインイン タイプ(Sign-In Type)] フィールドで、該当するオプションを選択します。
• [Connection エイリアスを使用(Use Connection Alias)]:このオプションは、Active Directory のユーザ ID 設定が、Connection のユーザ エイリアスと同じ場合に役立ちます。Connection は、Connection ユーザ エイリアスを使用してユーザ サインインします。
• [次のユーザ ID を使用:(Use User ID Provided Below)]:Active Directory からユーザ ID 設定を入力します(ユーザ ID 設定が、Connection のユーザ エイリアスとは異なる場合に役立ちます)。Connection は、このフィールドの設定を使用してユーザ サインインします。
ステップ 8 ([次のユーザ ID を使用(Use User ID Provided Below)] オプションをステップ 7 で選択した場合のみ) [ユーザ ID(User ID)] フィールドに、Active Directory のユーザ ID 設定を入力します。
ステップ 9 [サービス機能(Service Capabilities)] で、[予定表および個人連絡先へのユーザ アクセス(User Access to Calendar and Personal Contacts)] チェックボックスをオンにします。
(注) ユーザは、[予定表および個人連絡先へのユーザ アクセス(User Access to Calendar and Personal Contacts)] チェックボックスまたは [予定表へのユーザ アクセス(User Access to Calendar)] チェックボックスがオンにされた 1 つの外部サービスだけにアクセスできます。
ステップ 10 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 11 ユーザの予定表の設定を確認するには、[テスト(Test)] を選択します。[タスクの実行結果(Task Execution Results)] ウィンドウにテスト結果が表示されます。
テストの一部で失敗した場合は、Exchange 2003、Cisco Unity Connection、およびユーザの設定を確認してください
ステップ 12 残りのユーザに対して、ステップ 2 ~ステップ 11 を繰り返します。