Cisco Unity Connection 8.x のレポートの概要
Cisco Unity Connection Serviceability では、次のレポートを生成できます。
表 40-1 Cisco Unity Connection で使用できるレポート
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電話インターフェイスのサインイン失敗(Phone Interface Failed Sign-In) |
電話での Cisco Unity Connection へのサインインが失敗した場合の次の情報が含まれています。 • サインインに失敗したユーザのユーザ名、エイリアス、発信者 ID、内線番号。 • サインインの失敗が発生した日付と時刻。 • ユーザがサインイン試行回数の最大数に達したかどうか。 |
ユーザ(Users) |
各ユーザに関する次の情報が含まれています。 • 姓、名、およびエイリアス。 • ユーザに関連付けられた Connection または Cisco Unified CMBE サーバを識別する情報。 • 課金 ID、サービス クラス、および内線番号。 • アカウントがロックされているかどうか。 • ユーザがパーソナル着信転送ルールを有効にしていたかどうか。 |
メッセージ トラフィック(Message Traffic) |
次のトラフィック カテゴリの総数が含まれています。 • 音声。 • ファクス。 • メール。 • 不達確認(NDR)。 • 送信確認。 • 開封確認。 • 時間別合計。 • 日別合計。 |
ポート アクティビティ(Port Activity) |
ボイス メッセージ ポートに関する次の情報が含まれています。 • 名前。 • 処理されたインバウンド コールの数。 • 処理された発信 MWI コール数。 • 処理された発信 AMIS コール数。 • 処理された発信通知コール数。 • 処理された発信 TRAP コール数。 • 処理されたコールの総数。 |
メールボックス ストア(Mailbox Store) |
指定されたメールボックス ストアに関する次の情報が含まれています。 • メール データベース名。 • 表示名。 • サーバ名。 • アクセスが可能かどうか。 • メールボックス ストアのサイズ。 • 最後のエラー。 • ステータス。 • メール データベースを削除できるかどうか。 |
ダイヤル プラン(Dial Plan) |
Connection または Cisco Unified CMBE サーバ上で設定されたサーチ スペースのリストと、各サーチ スペースに割り当てられたパーティションの順序付きリストが含まれています。 デジタル ネットワークに属しているサーバの場合は、ネットワーク上の他のすべての Connection の場所にあるサーチ スペースと関連するパーティション メンバシップのリストも含まれています。 |
ダイヤル検索範囲(Dial Search Scope) |
Connection ディレクトリに設定された特定のパーティション内のすべてのユーザとその内線番号のリストが含まれています。パーティションが指定されていない場合は、ディレクトリ内で設定されたすべてのパーティションに関するすべてのユーザとその内線番号のリストが含まれています。 |
ユーザの電話のサインインおよび MWI(User Phone Sign-In and MWI) |
ユーザごとの電話機によるサインイン、MWI アクティビティ、電話機へのメッセージ通知についての次の情報が含まれます。 • 名前、内線番号、およびサービス クラス。 • 各アクティビティの日付と時刻。 • 各アクティビティのソース。 • 完了した処理(たとえば、サインイン、MWI オン/オフ、電話発信)。 • ダイヤルアウト番号と結果(電話機に対するメッセージ通知の場合にのみ適用可能)。 • サインイン時のユーザへの新しいメッセージの数。 |
ユーザ メッセージ アクティビティ(User Message Activity) |
送受信されたメッセージに関するユーザごとの次の情報が含まれています。 • 名前、内線番号、およびサービス クラス。 • 各メッセージの日付と時刻。 • メッセージのタイプ。 • 完了した処理(メッセージの新規作成やメッセージの開封など)。 • メッセージ送信者に関する情報。 |
同報リスト(Distribution Lists) |
次の情報が含まれています。 • リストの名前と表示名。 • リストが作成された日付と時刻。(日付と時刻はグリニッジ標準時で指定されます)。 • リストに登録されたユーザ数のカウント。 • [リスト メンバーを含む(Include List Members)] チェックボックスがオンになっている場合は、リストのメンバーになっているユーザごとのエイリアスのリスト。 |
ユーザ ロックアウト(User Lockout) |
ユーザのエイリアス、ユーザがサインインに失敗した回数、クレデンシャル タイプ(結果の「4」は Connection カンバセーションからのサインイン試行の結果を示し、結果の「3」は Web アプリケーションからのサインイン試行を示す)およびアカウントがロックされた日付と時刻が含まれます。 (日付と時刻はグリニッジ標準時で指定されます)。 |
未使用ボイスメール アカウント(Unused Voice Mail Accounts) |
ユーザのエイリアスと表示名、およびユーザ アカウントが作成された日付と時刻が含まれています。 (日付と時刻はグリニッジ標準時で指定されます)。 |
転送コール課金(Transfer Call Billing) |
各コールに関する次の情報が含まれています。 • ユーザの名前、内線番号、および課金 ID。 • コールが発生した日付と時刻。 • ダイヤルされた電話番号。 • 転送の結果(接続、無応答(RNA)、通話中、または不明)。 |
発信課金詳細(Outcall Billing Detail) |
次の情報が含まれています。これらの情報は、日付および電話をかけたユーザの内線番号ごとに整理されています。 • 名前、内線番号、および課金 ID。 • コールが発生した日付と時刻。 • 呼び出された電話番号。 • コールの結果(接続、無応答(RNA)、通話中、または不明)。 • コールの長さ(秒単位)。 |
発信課金要約(Outcall Billing Summary) |
日付および電話をかけたユーザの名前、内線番号、および課金 ID ごとに整理されています。これは 1 日(24 時間)のリストであり、時間ごとに指定されたダイヤルアウト秒数が示されています。 |
コール ハンドラ トラフィック(Call Handler Traffic) |
各コール ハンドラに関する次の情報が含まれています。1 行が 1 時間分を表します。 • コールの総数。 • 電話機のキーパッドの各キーが押された回数。 • 内線番号。 • 無効な内線番号。 • グリーティング処理の回数。 • 発信者が電話を切った回数。 |
システムの設定(System Configuration) |
Connection システム設定のすべての側面に関する詳細な情報が含まれています。 |
ユーザ別 SpeechView アクティビティ レポート(SpeechView Activity Report by User) |
特定の期間、特定のユーザに関する、テキスト変換されたメッセージ、失敗したテキスト変換、および一部が欠落したテキスト変換の総数が含まれています。全ユーザに関するレポートを実行した場合は、ユーザ単位で出力されます。 |
SpeechView アクティビティ要約レポート(SpeechView Activity Summary Report) |
特定の期間のシステム全体における、テキスト変換されたメッセージ、失敗したテキスト変換、および一部が欠落したテキスト変換の総数が含まれています。メッセージが複数の受信者に送信された場合でも、メッセージがテキストに変換されるのは 1 回だけです。そのため、テキスト変換アクティビティは 1 回しかカウントされません。 |
Cisco Unity Connection 8.x のレポート設定パラメータの設定
Cisco Unity Connection は、レポート生成の基礎となるデータを収集して保存するように自動的に設定されます。次のパラメータは、生成するレポート出力に応じて調整できます。すべてのレポート パラメータの設定が、Cisco Unity Connection Administration の [システム設定(System Settings)] > [詳細設定(Advanced)] > [レポート(Reports)] ページにあります。
• [データ収集サイクルの間隔(ミリ秒)(Milliseconds Between Data Collection Cycles)]:デフォルトでは 30 分(1,800,000 ミリ秒)に設定されています。この設定によって、Connection がレポート データの収集サイクル間で待機する時間が制御されます。
• [レポート データベースのデータ保存期間(日)(Days to Keep Data in Reports Database)]:デフォルトでは、90 日に設定されています。生成するレポートの期間としてこの日数を超える数値を指定しても、データの日数がこの設定に制限されることに注意してください。
• [レポート出力の最大レコード数(Maximum Records in Report Output)]:デフォルトでは 25,000 レコードに設定されています。このフィールドに許容される最大値は、30,000 レコードです。生成するレポートのレコードが許容される最大値を超える場合、分割したレポートを生成できます。たとえば、反復ごとに含まれる日付の範囲またはユーザ アカウントの数を減らします。
(注) [ユーザ メッセージ アクティビティ レポート(User Message Activity Report)] の [レポート出力の最大レコード数(Maximum Records in Report Output)] 設定は、デフォルトの 25,000 レコードではなく、15,000 レコードに制限されています。これは、レポートのサイズが大きくなるためです。
• [進捗インジケータを表示するために必要な最小レコード数(Minimum Records Needed to Display Progress Indicator)]:デフォルトでは 2,500 レコードに設定されています。このフィールドに許容される最大値は、10,000 レコードです。進捗インジケータの目的は、要求したレポートのサイズが大きく、完了に時間がかかる場合に警告することです。Connection では、レポートはブラウザから生成します。このブラウザ セッションは、レポートが生成されるまで開いたままにしておく必要があります。データベースのサイズ、生成されるレポートのタイプに応じて、レポートの生成に長い時間がかかる可能性があります。その間、ブラウザを使用できず、Connection の管理 セッションを開いたままにしておく必要があります。
レポート データのアーカイブ
データの保存に設定したパラメータに応じて、レポート データは徐々に上書きされます。履歴の目的でレポートを保存しておく場合は、定期的にレポートを生成する計画を立て、Cisco Unity Connection サーバとは異なる場所に保存しておくことを推奨します。
Cisco Unity Connection 8.x のレポートの生成と表示
Cisco Unity Connection Serviceability で、レポートを生成および表示できます。Cisco Unity Connection Serviceability に移動し、Cisco Unity Connection Administration の右上にあるナビゲーション ボックスで、Cisco Unity Connection Serviceability を選択し、[移動(Go)] を選択します。
Cisco Unity Connection Serviceabilityのレポートの生成と表示の詳細については、『 Administration Guide for Cisco Unity Connection Serviceability 』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。