LDAP フィルタの設定値
[LDAPフィルタ設定(LDAP Filter Configuration)] ウィンドウでは、LDAP フィルタに関する情報を指定します。 表 17-1 では、LDAP フィルタの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
始める前に
LDAP ディレクトリの同期化を行うには、その前に Cisco DirSync サービスをアクティブにしておく必要があります。サービスをアクティブにする方法については、『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。
LDAP ディレクトリの情報と LDAP 認証の設定値を変更できるのは、お客様の LDAP ディレクトリからの同期化が Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [LDAPシステムの設定(LDAP System Configuration)] ウィンドウで使用可能にされている場合だけです。
一括管理ツールを使用すると、LDAP カスタム フィルタをインポートおよびエクスポートできます。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration ガイド 』を参照してください。
表 17-1 [LDAPカスタムフィルタ(LDAP Custom Filter)] の設定
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[LDAPカスタムフィルタ情報(LDAP Custom Filter Information)]
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[フィルタ名(Filter Name)] |
LDAP フィルタの名前を入力します。名前には、最大 64 文字の UTF-8 文字を使用できます。 |
[フィルタ(Filter)] |
フィルタを入力します。フィルタには、最大 1024 文字の UTF-8 文字を使用できます。フィルタ テキストはカッコ () で囲みます。 LDAP フィルタは、LDAP 検索の結果をフィルタリングします。フィルタに一致する LDAP ユーザは Cisco Unified Communications Manager データベースにインポートされますが、フィルタに一致しない LDAP ユーザはインポートされません。 入力するフィルタ テキストは、RFC 4515 で定義されている通常の LDAP 検索フィルタ標準に準拠している必要があります。 ldapsearch コマンドを使用して、LDAP 検索フィルタを LDAP ディレクトリ/検索ベースに照らして検証することを推奨します。 LDAP フィルタを LDAP ディレクトリに適用します。詳細については、「LDAP ディレクトリの設定」を参照してください。1 つの LDAP フィルタを複数の LDAP ディレクトリおよびフィルタが有効なすべての LDAP ディレクトリ タイプに適用できます。 |
LDAP フィルタの検索
LDAP フィルタを特定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [LDAP] > [LDAPカスタムフィルタ(LDAP Custom Filter)] の順に選択します。
[LDAPフィルタの検索と一覧表示(Find and List LDAP Filters)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空であることを確認し、ステップ 3 に進んでください。
レコードをフィルタリングまたは検索する手順は、次のとおりです。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスから、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスから、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索テキストを指定します。
(注) 検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加すると、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして最後に追加した条件を削除するか、[フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加したすべての検索条件を削除してください。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
一致するすべてのレコードが表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスから別の値を選択して、各ページに表示する項目の数を変更できます。
(注) 該当するレコードの横にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、複数のレコードをデータベースから削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 レコードのリストで、表示するレコードのリンクをクリックします。
(注) リストのヘッダーに上矢印または下矢印がある場合、その矢印をクリックして、ソート順序を逆にします。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
LDAP フィルタの設定
ここでは、LDAP フィルタに関する情報を追加または更新する方法について説明します。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [LDAP] > [LDAPカスタムフィルタ(LDAP Custom Filter)] の順に選択します。
[LDAPフィルタの検索と一覧表示(Find and List LDAP Filters)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次の作業のいずれかを実行します。
• 既存の LDAP フィルタをコピーするには、対象となる LDAP フィルタを見つけて(「LDAP フィルタの検索」を参照)、コピーする電話機の横にある [コピー(Copy)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 新しい LDAP フィルタを追加するには、[新規追加(Add New)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• LDAP フィルタに関する既存の情報を更新するには、対象となるフィルタを見つけて(「LDAP フィルタの検索」を参照)、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表 17-1 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
新しい LDAP フィルタが Cisco Unified Communications Manager データベースに追加されるか、または既存の LDAP フィルタが更新されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
LDAP フィルタの削除
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで LDAP フィルタを削除する手順は、次のとおりです。
始める前に
LDAP フィルタを削除すると、Cisco Unified Communications Manager はデータベースからそのフィルタを削除します。
ディレクトリ アグリーメントに割り当てられている LDAP フィルタは削除できません。LDAP フィルタがディレクトリ アグリーメントに割り当てられているかどうかを判断するには、[LDAPフィルタ設定(LDAP Filter Configuration)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] リストから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択します。LDAP フィルタの依存関係が表示された場合、その LDAP フィルタは削除できません。
(注) 該当する LDAP フィルタの横にあるチェックボックスをオンにし、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、[LDAPフィルタの検索と一覧表示(Find and List LDAP Filters)] ウィンドウから複数の LDAP フィルタを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックし、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、ウィンドウ内のすべての LDAP フィルタを削除できます。
手順
ステップ 1 「LDAP フィルタの検索」の手順を使用して、削除する LDAP フィルタを検索します。
ステップ 2 削除する LDAP フィルタの名前をクリックします。
選択した LDAP フィルタが表示されます。
ステップ 3 [削除(Delete)] をクリックします。
削除の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4 [選択項目の追加(Add Selected)] をクリックします。
ウィンドウの表示が更新され、LDAP フィルタがデータベースから削除されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。