ディレクトリ検索のダイヤル ルールの設定値
ディレクトリ検索規則は、発信者 ID 番号をディレクトリ内で検索可能な番号に変換するものです。個々の規則では、先頭部分のいくつかの数字、および番号の長さに基づいて、変換対象となる番号を指定します。たとえば、10 桁の電話番号から、エリア コードと 2 つのプレフィックス数字を自動的に削除するディレクトリ検索規則を作成して、4085551212 を 51212 にすることができます。Cisco Unified Communications Manager Attendant Console で、アテンダントの短縮ダイヤル エントリまたはディレクトリに、この番号と一致するユーザが見つかると、そのユーザの名前が [Call Detail] ウィンドウに表示されます。
表 36-1 では、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ内で使用可能な設定値について説明します。関連する手順の詳細については、「関連項目」を参照してください。
表 36-1 ディレクトリ検索のダイヤル ルールの設定値
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[名前(Name)] |
ディレクトリ検索のダイヤル ルールの名前を入力します。 この名前には、最長 50 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)を任意に組み合せて使用することが可能です。 |
[説明(Description)] |
ディレクトリ検索のダイヤル ルールの説明を [説明(Description)] フィールドに入力します。または、ブランクのままにします。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、または山カッコ(<>)は使用できません。 |
[開始番号(Number Begins With)] |
このディレクトリ検索のダイヤル ルールを適用する電話番号の先頭部分の数字を入力します。たとえば、972 と入力した場合、このダイヤル ルールは 9725551212 などの電話番号に適用されます。 有効な値は、数字(0 ~ 9)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびシャープ記号(#)です。 |
[桁数(Number of Digits)] |
このディレクトリ検索のダイヤル ルールを適用する電話番号の長さを入力します。たとえば、7 と入力した場合、このダイヤル ルールは 8675309 などの電話番号に適用されます。 |
[削除する合計桁数(Total Digits to be Removed)] |
Cisco Unified Communications Manager で、このダイヤル ルールを適用する電話番号から削除する桁数を入力します。たとえば、3 と入力した場合、Cisco Unified Communications Manager は 4085556666 などの電話番号から 408 を削除します。 このフィールドで有効となる値の範囲は、0 ~ 100 です。削除する桁数の合計は、このディレクトリ検索のダイヤル ルールを適用する電話番号の桁数を超えることはできません。 |
[プレフィックスパターン(Prefix With Pattern)] |
このディレクトリ検索のダイヤル ルールを適用する電話番号の先頭に追加するパターンを入力します。有効な値は、数字(0 ~ 9)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびシャープ記号(#)です。 |
ディレクトリ検索のダイヤル ルールの検索
ディレクトリ検索のダイヤル ルールを見つける手順は、次のとおりです。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、ブラウザ セッションでの作業中は、ディレクトリ検索ダイヤル ルールの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、ダイヤルの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 [コール ルーティング(Call Routing)] > [ダイヤル ルール(Dial Rules)] > [ディレクトリ検索ダイヤル ルール(Directory Lookup Dial Rules)] の順に選択します。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの検索と一覧表示(Directory Lookup Dial Rule Find and List)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空であることを確認し、ステップ 3 に進んでください。
レコードをフィルタリングまたは検索する手順は、次のとおりです。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスから、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスから、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索テキストを指定します。
(注) 検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加すると、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして最後に追加した条件を削除するか、[フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加したすべての検索条件を削除してください。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
すべてのレコード、または一致したレコードが表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスから別の値を選択して、各ページに表示する項目の数を変更できます。
(注) 該当するレコードの横にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、複数のレコードをデータベースから削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 レコードのリストで、表示するレコードのリンクをクリックします。
(注) リストのヘッダーに上矢印または下矢印がある場合、その矢印をクリックして、ソート順序を逆にします。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ディレクトリ検索のダイヤル ルールの設定
ディレクトリ検索のダイヤル ルールを追加および更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [コール ルーティング(Call Routing)] > [ダイヤル ルール(Dial Rules)] > [ディレクトリ検索ダイヤル ルール(Directory Lookup Dial Rules)] の順に選択します。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの検索と一覧表示(Directory Lookup Dial Rule Find and List)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次の作業のいずれかを実行します。
• 新しいディレクトリ検索のダイヤル ルールを追加するには、[新規追加(Add New)] をクリックします。
• 既存のディレクトリ検索のダイヤル ルールを編集するには、対象となるダイヤル ルールを表示します(「ディレクトリ検索のダイヤル ルールの検索」を参照)。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの設定(Directory Lookup Dial Rule Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表 36-1 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ディレクトリ検索のダイヤル ルールの削除
ディレクトリ検索のダイヤル ルールを削除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [コール ルーティング(Call Routing)] > [ダイヤル ルール(Dial Rules)] > [ディレクトリ検索ダイヤル ルール(Directory Lookup Dial Rules)] の順に選択します。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの検索と一覧表示(Directory Lookup Dial Rule Find and List)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定のディレクトリ検索のダイヤル ルールを見つけるには、検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 次のアクションのいずれかを実行します。
• 削除するディレクトリ検索のダイヤル ルールの横にあるチェックボックスをオンにし、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックします。
• 検索結果表示のタイトルバーにあるチェックボックスをオンにし、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックして、ウィンドウ内のディレクトリ検索のダイヤル ルールをすべて削除します。
• 削除するディレクトリ検索のダイヤル ルールの名前をクリックして表示し、[削除(Delete)] をクリックします。
確認ダイアログが表示されます。
ステップ 4 ディレクトリ検索のダイヤル ルールを削除するには、[OK] をクリックします。削除操作を取り消すには、[キャンセル(Cancel)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。