アプリケーションのダイヤル ルールの設定値
管理者は、ダイヤル ルール設定を使用して、ダイヤル ルールの優先順位を追加およびソートできます。Cisco Unified Communications Manager Assistant などのアプリケーションのダイヤル ルールは、ユーザがダイヤルする電話番号から自動的に数字を削除したり、電話番号に数字を追加したりします。たとえば、7 桁の電話番号の先頭に、外線発信用の数字 9 を自動的に追加します。
Cisco Unified Communications Manager Assistant などのアプリケーションで、アシスタントは Assistant Console からディレクトリ検索を実行できます。ディレクトリ エントリを Assistant Console の [マイコール(My Calls)] パネルへドラッグ アンド ドロップできます。ドロップすると、エントリに含まれている番号宛てにコールが発信されます。ダイヤル ルールは、エントリに含まれる番号に対して、コールの発信前に適用されます。
表 35-1 では、[アプリケーションダイヤルルールの設定(Application Dial Rule Configuration)] ウィンドウ内で使用可能な設定値について説明します。関連する手順の詳細については、「関連項目」を参照してください。
表 35-1 アプリケーションのダイヤル ルールの設定値
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[名前(Name)] |
[名前(Name)] フィールドに名前を入力します。 名前は 1 文字以上にする必要があり 、最大 50 文字の英数字を含めることができますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(¥)、および山カッコ(<>)は使用できません。 アプリケーションのダイヤル ルール名はそれぞれ固有の名前にしてください。 |
[説明(Description)] |
アプリケーションのダイヤル ルールの説明を [説明(Description)] フィールドに入力します。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(¥)、または山カッコ(<>)は使用できません。 |
[開始番号(Number Begins With)] |
このアプリケーションのダイヤル ルールを適用する電話番号の先頭部分の数字を入力します。 有効な文字は、数字(0 ~ 9)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびシャープ記号(#)です。このフィールドに 50 を超える文字を入力できないことに注意してください。 |
[桁数(Number of Digits)] |
このアプリケーションのダイヤル ルールを適用するダイヤル番号の長さを入力します。このフィールドには次のことが適用されます。 • サポートされるのは数字(0 ~ 9)だけです。 • 0 以上で 100 未満の値にする必要があります。 |
[削除する合計桁数(Total Digits to be Removed)] |
Cisco Unified Communications Manager で、このダイヤル ルールを適用するダイヤル番号の先頭から削除する桁数を入力します。このフィールドには次のことが適用されます。 • サポートされるのは数字(0 ~ 9)だけです。 • 0 以上で 100 未満の値にする必要があります。 • [桁数(Number of Digits)] フィールドの値を超える値は設定できません。 |
[プレフィックスパターン(Prefix With Pattern)] |
このアプリケーションのダイヤル ルールを適用するダイヤル番号の先頭に追加するパターンを入力します。有効な値は、数字(0 ~ 9)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびシャープ記号(#)です。このフィールドに 50 を超える文字を入力できないことに注意してください。 |
[アプリケーションダイヤルルール優先順位(Application Dial Rule Priority)] |
ダイヤル ルールの優先順位を高、低、標準のいずれかから選択します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイヤル ルールの検索
ネットワーク内にはいくつかのダイヤル ルールが存在する場合があります。Cisco Unified Communications Manager では、条件を指定して、特定のダイヤル ルールを見つけることができます。ダイヤル ルールを見つける手順は、次のとおりです。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、ブラウザ セッションでの作業中は、ダイヤル ルールの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、ダイヤルの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1
[コールルーティング(Call Routing)] > [ダイヤルルール(Dial Rules)] > [アプリケーションダイヤルルール(Application Dial Rules)]
の順に選択します。
[アプリケーションダイヤルルールの検索と一覧表示(Find and List Application Dial Rules)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空であることを確認し、ステップ 3 に進んでください。
レコードをフィルタリングまたは検索する手順は、次のとおりです。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスから、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスから、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索テキストを指定します。
(注) 検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加すると、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして最後に追加した条件を削除するか、[フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加したすべての検索条件を削除してください。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
すべてのレコード、または一致したレコードが表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスから別の値を選択して、各ページに表示する項目の数を変更できます。
(注) 該当するレコードの横にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、複数のレコードをデータベースから削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 レコードのリストで、表示するレコードのリンクをクリックします。
(注) リストのヘッダーに上矢印または下矢印がある場合、その矢印をクリックして、ソート順序を逆にします。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイヤル ルールの設定
新しいダイヤル ルールを追加する手順、および既存のダイヤル ルールを更新する手順は、次のとおりです。ダイヤル ルールの設計およびエラー チェックについては、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』のを参照してください。
手順
ステップ 1 メニューバーで [コールルーティング(Call Routing)] > [ダイヤルルール(Dial Rules)] > [アプリケーションダイヤルルール(Application Dial Rules)] の順に選択します。
[アプリケーションダイヤルルールの検索と一覧表示(Find and List Application Dial Rules)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかの作業を行います。
• 新しいダイヤル ルールを追加するには、[新規追加(Add New)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 既存のダイヤル ルールを更新するには、対象となるダイヤル ルールを見つけて(「ダイヤル ルールの検索」を参照)、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 該当するダイヤル ルール情報の設定値を入力します( 表 35-1 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] ボタンをクリックします。
(注) ダイヤル ルールが複数ある場合は、ダイヤル ルールの優先順位を変更できます。「ダイヤル ルールの優先順位の変更」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイヤル ルールの削除
ダイヤル ルールを削除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[コールルーティング(Call Routing)] > [ダイヤルルール(Dial Rules)] > [アプリケーションダイヤルルール(Application Dial Rules)] の順に選択します。
ステップ 2 削除するアプリケーションのダイヤル ルールを見つけます。「ダイヤル ルールの検索」を参照してください。
ステップ 3 削除するアプリケーションのダイヤル ルールの横にあるチェックボックスをオンにして、 [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックします。
アプリケーションのダイヤル ルールを削除すると取り消せないことを警告するダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4 ダイヤル ルールを削除するには、[OK] をクリックします。削除操作を取り消すには、[キャンセル(Cancel)] をクリックします。[OK] をクリックした場合は、Cisco Unified Communications Manager は、そのアプリケーションのダイヤル ルールをアプリケーションのダイヤル ルール リストから削除します。
(注) 該当するダイヤル ルールの横にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、[アプリケーションダイヤルルールの検索と一覧表示(Find and List Application Dial Rules)] ウィンドウから複数のダイヤル ルールを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、ウィンドウ内のすべてのダイヤル ルールを削除できます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイヤル ルールの優先順位の変更
ダイヤル ルールの優先順位を変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[コールルーティング(Call Routing)] > [ダイヤルルール(Dial Rules)] > [アプリケーションダイヤルルール(Application Dial Rules)] の順に選択します。
(注) 優先順位は、[アプリケーションダイヤルルールの設定(Application Dial Rule Configuration)] ウィンドウから変更することもできます。
ステップ 2 [アプリケーションダイヤルルールの検索と一覧表示(Find and List Application Dial Rules)] ウィンドウで、ダイヤル ルールを選択し、ダイヤル ルール名をクリックします。[アプリケーションダイヤルルールの設定(Application Dial Rule Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 上矢印と下矢印を使用して、リスト内でダイヤル ルールを上または下に移動します。
ステップ 4 優先順位を変更し終わったら、[保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。