コーリング サーチ スペースの設定値
コーリング サーチ スペースは、通常はデバイスに割り当てられているルート パーティションの順序リストで構成されます。コーリング サーチ スペースによって、発信側デバイスがコールを完了しようとするときに検索するパーティションが決まります。コーリング サーチ スペースとパーティションの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の 「パーティションおよびコーリング サーチ スペース」 を参照してください。
表 54-1 では、コーリング サーチ スペースの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表 54-1 コーリング サーチ スペースの設定値
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[コーリングサーチスペース情報(Calling Search Space Information)]
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[名前(Name)] |
名前を [名前(Name)] フィールドに入力します。この名前には、最長 50 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)を任意に組み合せて使用することが可能です。各コーリング サーチ スペース名が、システムに固有の名前であることを確認してください。 (注) コーリング サーチ スペースには、内容を表す簡潔な名前を使用してください。通常、CompanynameLocationCalltype の形式が、内容を的確に表し、コーリング サーチ スペースをすばやくかつ簡単に識別できる方式です。たとえば、CiscoDallasMetroCS は、Dallas の Cisco オフィスからの、Local Access and Transport Area(LATA)間の無料コール用のコーリング サーチ スペースとして特定できます。 |
[説明(Description)] |
[説明(Description)] フィールドに説明を入力します。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(¥)、または山カッコ(<>)は使用できません。 |
[コーリングサーチスペースのルートパーティション(Route Partitions for this Calling Search Space)]
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[使用可能なパーティション(Available Partitions)] |
[使用可能なパーティション(Available Partitions)] リスト ボックスでパーティションを選択し、そのパーティションを [選択されたパーティション(Selected Partitions)] リスト ボックスに追加します。これには、この 2 つのリスト ボックス間にある矢印ボタンをクリックします。 ある範囲のパーティションを一度に追加するには、その範囲内の最初のパーティションをクリックし、 Shift キーを押した状態でその範囲内の最後のパーティションをクリックします。2 つのリスト ボックス間にある矢印ボタンをクリックして、その範囲のパーティションを追加します。 連続していない複数のパーティションを追加するには、 Control ( Ctrl )キーを押した状態で複数のパーティションをクリックしていきます。2 つのリスト ボックス間にある矢印ボタンをクリックして、選択したパーティションを追加します。 に、パーティション名が固定長である場合にコーリング サーチ スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。 |
[選択されたパーティション(Selected Partitions)] |
パーティションの優先順位を変更するには、[選択されたパーティション(Selected Partitions)] リスト ボックス内のパーティション名を選択します。そのリスト ボックスの右側にある矢印をクリックして、リスト内でそのパーティションを上下に移動させてください。 |
表 54-2 に、パーティション名が固定長である場合にコーリング サーチ スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。この最大数の計算方法の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』のを参照してください。
表 54-2 コーリング サーチ スペースのパーティション制限
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2 文字 |
170 |
3 文字 |
128 |
4 文字 |
102 |
5 文字 |
86 |
. . . |
. . . |
10 文字 |
46 |
15 文字 |
32 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コーリング サーチ スペースの検索
ネットワーク内にはいくつかのコーリング サーチ スペースが存在する場合があります。Cisco Unified Communications Manager では、条件を指定して、特定のコーリング サーチ スペースを見つけることができます。コーリング サーチ スペースを特定する手順は、次のとおりです。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、ブラウザ セッションでの作業中は、コーリング サーチ スペースの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えない限り、コーリング サーチ スペースの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 [コールルーティング(Call Routing)] > [コントロールのクラス(Class of Control)] > [コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] の順に選択します。
[コーリングサーチスペースの検索と一覧表示(Find and List Calling Search Spaces)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空であることを確認し、ステップ 3 に進んでください。
レコードをフィルタリングまたは検索する手順は、次のとおりです。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスから、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスから、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索テキストを指定します。
(注) 検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加すると、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして最後に追加した条件を削除するか、[フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加したすべての検索条件を削除してください。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
すべてのレコード、または一致したレコードが表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスから別の値を選択して、各ページに表示する項目の数を変更できます。
(注) 該当するレコードの横にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、複数のレコードをデータベースから削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 レコードのリストで、表示するレコードのリンクをクリックします。
(注) リストのヘッダーに上矢印または下矢印がある場合、その矢印をクリックして、ソート順序を逆にします。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コーリング サーチ スペースの設定
コーリング サーチ スペースをコピー、追加、および更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 メニューバーで [コールルーティング(Call Routing)] > [コントロールのクラス(Class of Control)] > [コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] の順に選択します。
ステップ 2 次のいずれかの作業を行います。
• 既存のコーリング サーチ スペースをコピーするには、対象となるコーリング サーチ スペースを見つけます(「コーリング サーチ スペースの検索」を参照)。コピーするコーリング サーチ スペースの横にある [コピー(Copy)] アイコンをクリックします。ウィンドウに、コピーしたコーリング サーチ スペースが表示されます。[名前(Name)] フィールドで名前を変更し、ステップ 3 に進みます。
• コーリング サーチ スペースを追加するには、[新規追加(Add New)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 既存のコーリング サーチ スペースを更新するには、対象となるコーリング サーチ スペースを見つけて(「コーリング サーチ スペースの検索」を参照)、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表 54-1 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コーリング サーチ スペースの削除
コーリング サーチ スペースを削除する手順は、次のとおりです。
始める前に
デバイス、回線(DN)、トランスレーション パターンなどの項目が使用しているコーリング サーチ スペースは、削除できません。コーリング サーチ スペースを使用しているデバイス、回線、トランスレーション パターンなどの項目を検索するには、[コーリングサーチスペースの設定(Calling Search Space Configuration)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスにある [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。依存関係レコードがシステムで使用可能になっていない場合、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。依存関係レコードの詳細については、「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。使用中のコーリング サーチ スペースを削除しようとすると、Cisco Unified Communications Manager からメッセージが表示されます。現在使用中のコーリング サーチ スペースを削除する前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。
• 削除するコーリング サーチ スペースを使用しているデバイス、回線、またはトランスレーション パターンすべてに、別のコーリング サーチ スペースを割り当てます。「電話番号の設定」および 「トランスレーション パターンの設定」を参照してください。
• 削除するコーリング サーチ スペースを使用しているデバイス、回線、またはトランスレーション パターンを削除します。「電話機からの電話番号の削除」および 「トランスレーション パターンの削除」を参照してください。
手順
ステップ 1 メニューバーで [コールルーティング(Call Routing)] > [コントロールのクラス(Class of Control)] > [コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] の順に選択します。
ステップ 2 削除するコーリング サーチ スペースを見つけます。「コーリング サーチ スペースの検索」を参照してください。
ステップ 3 削除するコーリング サーチ スペースのチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックします。
この操作を実行すると取り消せないことを確認するメッセージが表示されます。
ステップ 4 コーリング サーチ スペースを削除するには、[OK] をクリックします。削除を取り消すには、[キャンセル(Cancel)] をクリックします。
注意 コーリング サーチ スペースを削除するときは、削除するコーリング サーチ スペースが正しいか慎重に確認してください。削除したコーリング サーチ スペースを元に戻すことはできません。不用意に削除すると、削除したコーリング サーチ スペースを作成し直す必要があります。
ヒント コーリング サーチ スペースの削除は、削除するコーリング サーチ スペースを見つけて表示し、[削除(Delete)] をクリックすることによっても実行できます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。