LDAP システムの設定
Cisco Unified Communications Manager では、 LDAP ディレクトリの設定を次のウィンドウで行います。
• [LDAPシステムの設定(LDAP System Configuration)]
• [LDAPディレクトリ(LDAP Directory)]
• [LDAP認証(LDAP Authentication)]
LDAP システムの情報を設定するには、次のトピックを参照してください。
• 「LDAP システムの設定値」
• 「LDAP システムの情報の更新」
• 「関連項目」
LDAP システムの設定値
[LDAPシステムの設定(LDAP System Configuration)] ウィンドウを使用して、LDAP 同期化を使用可能にし、LDAP サーバのタイプ、およびユーザ ID の LDAP 属性名をセットアップします。 表 14-1 では、LDAP システムの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
始める前に
このウィンドウにある [LDAPサーバからの同期を有効にする(Enable Synchronizing from LDAP Server)] チェックボックスの設定によって、Cisco Unified Communications Manager の管理ページでエンド ユーザに変更を加えられるかどうかが決まります。LDAP の同期化はエンド ユーザにだけ適用され、アプリケーション ユーザには影響しません。LDAP の同期化の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager システム ガイド』のを参照してください。
エンド ユーザ データに関して、社内ディレクトリから同期される属性を [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウで更新することはできません。これらの属性は、社内ディレクトリ自体の内部でだけ更新できます。更新された後に、再同期化を実行する必要があります。
LDAP ディレクトリの情報と LDAP 認証の設定値を変更できるのは、お客様の LDAP ディレクトリからの同期化が Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [LDAPシステムの設定(LDAP System Configuration)] ウィンドウで使用可能にされている場合だけです。
(注) 社内ディレクトリとの同期を行う前に、Cisco Unified Communications Manager データベースにエンド ユーザが存在していた場合は、社内ディレクトリに対応するユーザ ID のないエンド ユーザが削除されます。たとえば、ユーザ bob と sanjay が Cisco Unified Communications Manager データベースに存在している場合でも、bob だけが LDAP ディレクトリに存在している場合は、sanjay には非アクティブのマークが付けられ、最終的にはガベージ コレクタ プログラムによって削除されます。
(注) DirSync サービスの LDAP ディレクトリ設定が作成されるか、LDAP ユーザの認証が有効になると、[LDAPシステム情報(LDAP System Information)] ウィンドウにある設定値は読み取り専用になります。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページで LDAP 同期を設定しても、社内ディレクトリに姓が登録されていないユーザは、Cisco Unified Communications Manager データベースと同期されません。Cisco Unified Communications Manager の管理ページにエラーは表示されませんが、ログ ファイルには、ユーザが同期されなかったことが示されます。
表 14-1 LDAP システムの設定値
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[LDAPシステム情報(LDAP System Information)]
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[LDAPサーバからの同期を有効にする(Enable Synchronizing from LDAP Server)] |
お客様の LDAP サーバからのデータ同期化を使用可能にするには、このチェックボックスをオンにします。 LDAP サーバとの同期化を使用可能にすると、次のような状態になります。 • 社内ディレクトリと同期されないフィールド(属性)を除いて、エンド ユーザ データの内容は変更できません。エンド ユーザ データの例としては、ユーザの PIN などがあります。ただし、アプリケーション ユーザ データの内容はいつでも変更することができます。 • LDAP ディレクトリの情報を変更できます。 • LDAP 認証の情報を変更できます。 LDAP サーバとの同期化を使用可能にしない場合(同期化が無効になっている場合)は、次のような状態になります。 • LDAP ディレクトリの情報は変更できません。 • LDAP 認証の情報は変更できません。 |
[LDAPサーバタイプ(LDAP Server Type)] |
LDAP サーバとの同期化が使用可能になっている場合は、このドロップダウン リスト ボックスで次のいずれかを選択できます。お客様の LDAP サーバのタイプに該当する値を選択してください。 • [Microsoft Active Directory] • [Microsoft Active Directoryアプリケーションモード(Microsoft Active Directory Application Mode)] • [NetscapeあるいはSun ONE LDAPサーバ(Netscape or Sun ONE LDAP Server)] • [OpenLDAP] |
[ユーザID用LDAP属性(LDAP Attribute for User ID)] |
LDAP サーバとの同期化が使用可能になっている場合は、ユーザ ID の LDAP 属性値を選択できます。ドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかの値を選択してください。 • Microsoft Active Directory の場合: – [sAMAccountName] – [mail] – [employeeNumber] – [telephoneNumber] – [userPrincipalName] • Microsoft Active Directory アプリケーション モード – [uid] – [mail] – [employeeNumber] – [telephoneNumber] – [userPrincipalName] • Sun ONE LDAP サーバ、iPlanet、および OpenLDAP の場合 – [uid] – [mail] – [employeeNumber] – [telephoneNumber] |
LDAP システムの情報の更新
LDAP システムの情報を更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [LDAP] > [LDAPシステム(LDAP System)] の順に選択します。
ステップ 2 適切な設定値を入力します( 表 14-1 を参照)。
ステップ 3 [保存(Save)] をクリックして、変更内容を保存します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。