サービス パラメータの設定
Cisco Unified Communications Manager のサービス パラメータでは、選択したサーバ上のさまざまなサービスを設定できます。パラメータのリストと説明を表示するには、[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウにある [?] アイコンをクリックします。
Cisco Unified サービスアビリティを使用してサービスを非アクティブにした場合、Cisco Unified Communications Manager は更新されたサービス パラメータ値をすべて保持します。サービスを再開すると、Cisco Unified Communications Manager はサービス パラメータを変更後の値に設定します。
(注) アップグレード中のサービス パラメータ値の詳細については、『Upgrading Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager のサービスの詳細については、『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。
サービス パラメータを設定または表示するには、次のトピックを参照してください。
• 「サーバ上のサービスに対するサービス パラメータの設定」
• 「サービス用のパラメータの表示」
サーバ上のサービスに対するサービス パラメータの設定
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、[システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)] メニュー パスを使用して、サービス パラメータを設定します。
Cisco Unified Communications Manager のサービス パラメータでは、選択したサーバ上のさまざまなサービスを設定できます。パラメータのリストと説明を表示するには、[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウにある [?] アイコンをクリックします。
[サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウでサービス パラメータを設定する前に、次の点を考慮してください。
• アップグレード中のサービス パラメータ値の詳細については、『 Upgrading Cisco Unified Communications Manager 』を参照してください。
• サービス パラメータを設定するには、1 台のサーバと、そのサーバ上の単一のサービスを選択する必要があります。この選択を行った後、この単一サーバ上のサービスに対するパラメータと、クラスタ内のすべてのサーバ上のサービスに適用されるその他のパラメータ(これらはクラスタ全体に適用されるものとしてマークされます)を設定できるようになります。
すべてのサービスに適用されるエンタープライズ パラメータとは異なり、各サービスには個別のサービス パラメータのセットが設定されます。
• 機能サービスは、Cisco Unified サービスアビリティの [Service Activation] および [Control Center - Feature Services] の下に表示され、[サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウではアクティブまたは非アクティブとして表示できます。Cisco Unified サービスアビリティで機能サービスをアクティブにした場合、そのサービスは [サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウでアクティブと表示されます(「Cisco CallManager (Active)」など)。機能サービスをアクティブにしていない場合、そのサービスは [サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウで非アクティブと表示されます。
• ネットワーク サービスは、Cisco Unified サービスアビリティの [Control Center - Network Services] の下に表示され、[サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウでは常にアクティブとして表示されます(「Cisco DRF Master (Active)」など)。ネットワーク サービスの場合、Cisco Unified Communications Manager のインストール/アップグレード後にサーバ上で自動的にサービスが実行されるので、Cisco Unified サービスアビリティでサービスを開始する必要はありません。
[サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウでは、ネットワーク サービスがダミー ノードでもアクティブと表示されることに注意してください。ダミー ノードは、Cisco Unified CM の管理ページの [サーバの設定(Server Configuration)] ウィンドウには表示されるけれども、Cisco Unified Communications Manager がインストールされていないサーバです。
Cisco Unified Communications Manager のサービスの詳細については、『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。
• [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウの [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスでは、ダミー ノードを含むすべてのサーバがアクティブとして表示されます(「<サーバ名> (Active)」など)。この場合、アクティブとは Cisco Unified Communications Manager の管理ページでサーバをプロビジョニングしたことを意味します。
• Cisco Unified サービスアビリティを使用してサービスを非アクティブにした場合、Cisco Unified Communications Manager は更新されたサービス パラメータ値をすべて保持します。サービスを再開すると、Cisco Unified Communications Manager はサービス パラメータを変更後の値に設定します。
• [デフォルトに設定(Set to Default)] ボタンをクリックすると、すべてのパラメータが推奨値に変更されます。これはパラメータの右側に表示されるデフォルトです。パラメータに推奨値がない場合、[デフォルトに設定(Set to Default)] ボタンをクリックしても Cisco Unified Communications Manager では 値が変更されません。たとえば、Cisco CallManager サービスの Mobile Voice Access サービス パラメータには推奨値が表示されていないので、[デフォルトに設定(Set to Default)] ボタンをクリックしても、このパラメータに入力する値は変更されません。
注意 サービス パラメータに変更を加えると、システムに障害を起こす原因となることがあります。変更する機能を熟知している場合、または Cisco TAC から特別の指示がある場合を除いて、サービス パラメータを変更しないことをお勧めします。
(注) Cisco Unified Presence サーバの DNS SRV ポートを接続先として使用するように SIP トランクを設定できます。接続先が DNS SRV である SIP トランクを使用して CUP Publish Trunk サービス パラメータを設定した後で DNS レコードを変更した場合は、正しい Cisco Unified Presence サーバ接続先をポイントできるように、以前にパブリッシュされたすべてのデバイス(電話機)を再起動する必要があります。
始める前に
次の条件を満たしていることを確認してから手順に進んでください。
• サーバが設定済みであること。詳細については、「サーバの設定」を参照してください。
• サービスがサーバ上で使用可能になっていること。[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウには、使用可能なすべてのサービスが表示されます。サービスの詳細については、『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。
特定のサーバ上の特定のサービスに対してサービス パラメータを設定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)] の順に選択します。
ステップ 2 [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスから、サーバを選択します。
ステップ 3 [サービス(Service)] ドロップダウン リスト ボックスから、更新するパラメータが含まれているサービスを選択します。
(注) [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウには、(アクティブおよび非アクティブな)すべてのサービスが表示されます。
[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 適切なパラメータ値を更新します。サービスのこのインスタンスのサービス パラメータをすべてデフォルト値に設定するには、[デフォルトに設定(Set to Default)] ボタンをクリックします。
パラメータのリストと説明を表示するには、[?] アイコンをクリックします。画面の上部にある特定のパラメータを表示するには、[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウ内でそのパラメータをクリックします。
(注) 一部のサービスに含まれているサービス パラメータは、通常、変更する必要がありません。 Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウにアクセスしたときに、これらのパラメータは自動的に表示されません。すべてのパラメータを表示するには、[詳細設定(Advanced)] をクリックします。すべてのパラメータが表示された後に、基本的なパラメータをもう一度表示するには、[簡易設定(Condensed)] をクリックします。[詳細設定(Advanced)] ボタンが使用不可になっている場合は、そのサービスのすべてのパラメータがデフォルトで表示されています。
ステップ 5 [保存(Save)] をクリックします。
ウィンドウの内容が更新され、Cisco Unified Communications Manager によってサービス パラメータが指定された変更内容で更新されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
サービス用のパラメータの表示
場合によっては、クラスタ内の全サーバ上で特定のサービスに属するサービス パラメータをすべて比較する必要があります。また、同期していないパラメータ(サーバによって値が異なるサービス パラメータ)または推奨値から変更したパラメータだけを表示しなければならない場合もあります。
クラスタ内の全サーバ上の特定のサービスのサービス パラメータを表示する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1
[システム(System)]
> [サービスパラメータ(Service Parameters)]
の順に選択します。
ステップ 2 [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスから、サーバを選択します。
ステップ 3 [サービス(Service)] ドロップダウン リスト ボックスから、クラスタ内の全サーバ上のサービス パラメータを表示するサービスを選択します。
(注) [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウには、(アクティブおよび非アクティブの)すべてのサービスが表示されます。
ステップ 4 表示される [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウで、[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスにある [すべてのサーバに対するパラメータ(Parameters for All Servers)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。
[すべてのサーバに対するパラメータ(Parameters for All Servers)] ウィンドウが表示されます。現在のサービスの全パラメータがアルファベット順に一覧表示されます。パラメータ名の横には、各パラメータの推奨値が表示されます。パラメータ名の下には、そのパラメータが組み込まれているサーバのリストが表示されます。各サーバ名の横には、そのサーバにおけるパラメータの現在の値が表示されます。
あるパラメータのサーバ名または現在のパラメータ値をクリックすると、対応するサービス パラメータ ウィンドウにリンクして、値を変更することができます。[すべてのサーバに対するパラメータ(Parameters for All Servers)] ウィンドウ間を移動するには、[前へ(Previous)] および [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 5 同期していないサービス パラメータを表示するには、[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスにある [すべてのサーバに対する同期外れパラメータ(Out of Sync Parameters for All Servers)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。
[すべてのサーバに対する同期外れパラメータ(Out of Sync Parameters for All Servers)] ウィンドウが表示されます。現在のサービスについて、サーバによって異なる値を持つサービス パラメータがアルファベット順に表示されます。パラメータ名の横には、各パラメータの推奨値が表示されます。パラメータ名の下には、そのパラメータが組み込まれているサーバのリストが表示されます。各サーバ名の横には、そのサーバにおけるパラメータの現在の値が表示されます。
あるパラメータのサーバ名または現在のパラメータ値をクリックすると、対応するサービス パラメータ ウィンドウにリンクして、値を変更することができます。[すべてのサーバに対する同期外れパラメータ(Out of Sync Parameters for All Servers)] ウィンドウ間を移動するには、[前へ(Previous)] および [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 6 推奨値から変更したサービス パラメータを表示するには、[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスにある [すべてのサーバに対する変更済みパラメータ(Modified Parameters for All Servers)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。
[すべてのサーバに対する変更済みパラメータ(Modified Parameters for All Servers)] ウィンドウが表示されます。現在のサービスについて、推奨値とは異なる値を持つサービス パラメータがアルファベット順に表示されます。パラメータ名の横には、各パラメータの推奨値が表示されます。各パラメータ名の下には、推奨値とは異なる値を持つサーバのリストが表示されます。各サーバ名の横には、そのサーバにおけるパラメータの現在の値が表示されます。
あるパラメータのサーバ名または現在のパラメータ値をクリックすると、対応するサービス パラメータ ウィンドウにリンクして、値を変更することができます。[すべてのサーバに対する変更済みパラメータ(Modified Parameters for All Servers)] ウィンドウ間を移動するには、[前へ(Previous)] および [次へ(Next)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。