コーリング サーチ スペースの設定値
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、[コールルーティング(Call Routing)] > [コントロールのクラス(Class of Control)] > [コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] メニュー パスを使用して、Calling Search Spaces(CSS; コーリング サーチ スペース)を設定します。
コーリング サーチ スペースは、通常はデバイスに割り当てられているルート パーティションの順序リストで構成されます。コーリング サーチ スペースによって、発信側デバイスがコールを完了しようとするときに検索するパーティションが決まります。コーリング サーチ スペースおよびパーティションの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の 「パーティションおよびコーリング サーチ スペース」 を参照してください。
コーリング サーチ スペースの削除のヒント
デバイス、回線(DN)、トランスレーション パターンなどの項目が使用しているコーリング サーチ スペースは、削除できません。コーリング サーチ スペースを使用しているデバイス、回線、トランスレーション パターンなどの項目を検索するには、[コーリングサーチスペースの設定(Calling Search Space Configuration)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスにある [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。依存関係レコードがシステムで使用可能になっていない場合、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。依存関係レコードの詳細については、「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。使用中のコーリング サーチ スペースを削除しようとすると、Cisco Unified Communications Manager からメッセージが表示されます。現在使用中のコーリング サーチ スペースを削除する前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。
• 削除するコーリング サーチ スペースを使用しているデバイス、回線、またはトランスレーション パターンすべてに、別のコーリング サーチ スペースを割り当てます。「電話番号の設定」および「トランスレーション パターンの設定値」を参照してください。
• 削除するコーリング サーチ スペースを使用しているデバイス、回線、またはトランスレーション パターンを削除します。「電話機からの電話番号の削除」および「トランスレーション パターンの削除のヒント」を参照してください。
注意 コーリング サーチ スペースを削除するときは、削除するコーリング サーチ スペースが正しいか慎重に確認してください。削除したコーリング サーチ スペースを元に戻すことはできません。不用意に削除すると、削除したコーリング サーチ スペースを作成し直す必要があります。
GUI の使用方法
Cisco Unified Communications Manager の管理の Graphical User Interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用してレコードを検索、削除、設定、またはコピーする方法については、「Cisco Unified Communications Manager の管理アプリケーションでの操作」およびそのサブセクションを参照してください。GUI の使用方法とボタンおよびアイコンの機能の詳細が説明されています。
設定値表
表 41-1 では、コーリング サーチ スペースの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表 41-1 コーリング サーチ スペースの設定値
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[コーリングサーチスペース情報(Calling Search Space Information)]
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[名前(Name)] |
名前を [名前(Name)] フィールドに入力します。この名前には、最長 50 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)を任意に組み合わせて使用することが可能です。各コーリング サーチ スペース名が、システムに固有の名前であることを確認してください。 (注) コーリング サーチ スペースには、内容を表す簡潔な名前を使用してください。通常、CompanynameLocationCalltype の形式が、内容を的確に表し、コーリング サーチ スペースをすばやくかつ簡単に識別できる方式です。たとえば、CiscoDallasMetroCS は、Dallas の Cisco オフィスからの、Local Access and Transport Area(LATA)間の無料コール用のコーリング サーチ スペースとして特定できます。 |
[説明(Description)] |
[説明(Description)] フィールドに説明を入力します。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ( ¥ )、または山カッコ(<>)は使用できません。 |
[コーリングサーチスペースのルートパーティション(Route Partitions for this Calling Search Space)]
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[使用可能なパーティション(Available Partitions)] |
[使用可能なパーティション(Available Partitions)] リスト ボックスでパーティションを選択し、そのパーティションを [選択されたパーティション(Selected Partitions)] リスト ボックスに追加します。これには、この 2 つのリスト ボックス間にある矢印ボタンをクリックします。 ある範囲のパーティションを一度に追加するには、その範囲内の最初のパーティションをクリックし、 Shift キーを押した状態でその範囲内の最後のパーティションをクリックします。2 つのリスト ボックス間にある矢印ボタンをクリックして、その範囲のパーティションを追加します。 連続していない複数のパーティションを追加するには、 Control ( Ctrl )キーを押した状態で複数のパーティションをクリックしていきます。2 つのリスト ボックス間にある矢印ボタンをクリックして、選択したパーティションを追加します。 に、パーティション名が固定長である場合にコーリング サーチ スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。 |
[選択されたパーティション(Selected Partitions)] |
パーティションの優先順位を変更するには、[選択されたパーティション(Selected Partitions)] リスト ボックス内のパーティション名を選択します。そのリスト ボックスの右側にある矢印をクリックして、リスト内でそのパーティションを上下に移動させてください。 |
表 41-2 に、パーティション名が固定長である場合にコーリング サーチ スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。この最大数の計算方法の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』のを参照してください。
表 41-2 コーリング サーチ スペースのパーティション制限
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2 文字 |
170 |
3 文字 |
128 |
4 文字 |
102 |
5 文字 |
86 |
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10 文字 |
46 |
15 文字 |
32 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。