ポートマッピングは、DSLAM の顧客宅内機器(CPE)クライアントを BRAS の VLAN サブインターフェイスに関連付けます。VLAN には、802.1Q または Queue-in-Queue(Q-in-Q)階層型 VLAN が含まれます。ポートマッピングは、特定の
DSLAM ネイバーを持つ CPE クライアント ID をグループ化することによって、BRAS においてグローバル コンフィギュレーション モードで設定されます。
ポートは 2 つの手法でマッピングできます。1 つ目は、最初にすべての VLAN サブインターフェイスを設定してから、ANCP ネイバーマッピングを設定します。2 つ目は、インターフェイスの直下でマッピングを設定します。
たとえば、次のコマンドは、Q-in-Q VLAN サブインターフェイスのポートマッピングを設定します。
ancp neighbor name
dslam-name
id
dslam-id
dot1q
outer-vlanid
second-dot1q
inner-vlanid
[interface
type number
] client-id
"
client-id
"
または
ancp neighbor name
dslam-name
id
dslam-id
dot1q
outer-vlanid
client-id
"
client-id
"
client-id は、DSLAM が一意のポートごとに BRAS に送信する一意のアクセスループ回線 ID です。DSLAM は、ANCP Port Up イベントメッセージでこの ID を送信します。アクセスループ回線 ID では、次に示すように、アクセスノード識別子とデジタル加入者線(DSL)情報で構成される定義済みの形式が使用されます。
ATM/DSL
" access-node-identifier atm slot/module/port . subinterface : vpi . vci "
イーサネット/DSL
" access-node-identifier ethernet slot / module / port . subinterface [: vlan-id ]"
BRAS は、DSLAM が Port Up メッセージを送信するまで、ルータのすべてのポートでデフォルト状態を Down に設定します。