FlexVPN クライアントの制限事項
ローカル認証方式としての EAP
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ローカル認証方式としての Extensible Authentication Protocol(EAP:拡張可能認証プロトコル)は、IKEv2 発信側でのみサポートされます。リモート認証としては、IKEv2 応答側でのみサポートされます。
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EAP がローカル認証方式として指定されている場合、リモート認証方式は証明書ベースである必要があります。
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FlexVPN サーバーで authentication remote eap query-identity コマンドが設定されていないと、IP アドレスを EAP 認証方式のユーザー名として使用することはできないため、クライアントはローカル ID として IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを持つことはできません。
デュアルスタック トンネル インターフェイスおよび VRF 認識 IPsec
VPN ルーティングおよび転送(VRF)認識 IPsec シナリオでデュアルスタック トンネル インターフェイスを設定する場合、ip vrf forwarding コマンドを使用して内部 VPN ルーティングおよび転送(IVRF)インスタンスを設定することはできません。これは有効な設定ではないためです。トンネル インターフェイスの IVRF を定義するには vrf forwarding vrf-name コマンドを使用します。ここで、vrf-name 引数は、定義内に IPv4 および IPv6 アドレス ファミリを指定した vrf definition コマンドを使用して定義されます。
SSO の制約事項
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ESP をリロードした場合(スタンバイ ESP なし)、SA シーケンス番号は 0 から再開されます。ピア ルータは、予期されたシーケンス番号を持たないパケットをドロップします。単一の ESP を使用するシステムで ESP のリロード後にこの問題を回避するには、IPSec セッションを明示的に再確立することが必要になる場合があります。このような場合、リロード中に IPSec セッションでトラフィックの中断が発生することがあります。